2022.05.17 18:30 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 1 | 終了 | 5 | 福岡ソフトバンクホークス |
那覇 |
待望の先制も…主砲登場直前に攻撃終了
西武は8回に待望の先制点を挙げたものの、直後の9回に一挙5点を失いソフトバンクに逆転負けを喫した。
西武打線は前回対戦でノーヒットノーランに抑え込まれた相手先発・東浜巨に7回まで2安打無得点に抑え込まれていたが、2番手の津森宥紀を攻略。8回二死無走者から1番・岸潤一郎が四球で出塁すると、2番・金子侑司も右安打で続き一・三塁のチャンスを迎える。
一打先制の場面で3番・外崎修汰は、初球を三塁ベース横のファウルゾーンへ高々と打ち上げ絶好機が潰えたかと思われたが、ソフトバンクの三塁手・牧原大成がこの打球の目測を誤り捕球できず転倒。チャンスが残った外崎は4球目を右前に弾き返し、この間に三走・岸が勝ち越しのホームに生還した。
しかし、この際に三塁まで進塁していた一走・金子侑司が、三塁ベースを大きくオーバーランし痛恨のタッチアウト。先制してなお続くチャンスで4番・山川穂高が打席に入ることはなく、西武の8回裏の攻撃は1点止まりだった。
17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した元ソフトバンクの野球解説者・松中信彦さんは、「牧原選手がファウルボールを落とした後に外崎選手が適時打。そこまでは良かったんですけど、次が山川選手なんですが…(金子侑司の)走塁死なんですよね。これがちょっと痛かった」と、西武の流れを断ち切ってしまった拙攻を指摘した。
また、「一気に行きたいところで、ライオンズ打線で一番当たっている山川選手だった。結果がどっちに転ぶかわからないですけど、(チャンスで4番の)形というものを作っておけば、こんなに流れがホークスにいかなかったと思うし、自ら流れを手放してしまったなというところで、ちょっともったいないプレーだった」と続けた。
さらに、番組MCを務めた大久保博元さんは、「ランナーコーチャーの動きも“止めてるの?行かせてるの?どっち?”みたいなところもあったから、ランナーコーチャーもしっかりしなきゃいけない場面でしたよね」と、黒田哲史コーチの動きにも言及。タッチアウトになった金子の責任だけではないことも強調していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』