開幕から7試合目で今季初勝利
20日の楽天戦に先発したオリックスの田嶋大樹は7回、無失点、7奪三振と好投し今季初勝利を挙げた。
今季6戦未勝利だった田嶋は、走者を背負いながらも序盤3イニングを無失点で切り抜けると、1点リードの4回に2四死球が絡んで招いた無死満塁の大ピンチを招くも、炭谷銀仁朗を中飛、武藤敦貴を空振り三振、西川遥輝を一ゴロに打ち取り無失点ピッチング。要所を締める粘りの投球でゲームメイクした。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した阿波野秀幸さんは「田嶋は3連勝していてもおかしくないんですよ。今日勝ちがつきましたけど、このボールを投げていればどんどん(勝ち星が)増えていくと思います」とコメント。6日の楽天戦(7回、1失点、9奪三振)と13日のロッテ戦(7回、2失点、6奪三振)に続き、安定した内容を称賛した。
好投の要因については「インステップ気味に投げているので角度がものすごくある。なので右バッターも打ちづらい」と説明すると、同じく解説を務めた谷沢健一さんも「腕の位置を上げたりサイドにしたり(試合中に)フォームを変えるピッチャーなんですよね」と相手打者によってフォームを変えることができる器用さを評価した。
田嶋は今季7試合に先発登板し、防御率2.42、1勝2敗。クオリティ・スタート率85.7は、山本由伸(4勝2敗)、田中将大(4勝2敗)、東浜巨(4勝1敗)と並ぶリーグ2位タイにつけている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』