2022.05.21 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 9 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
● DeNA 2 - 9 ヤクルト ○
<8回戦・横浜>
DeNAは連勝が「3」でストップ。試合終盤まで接戦を演じたが反撃及ばず、9回に突き放され大敗を喫した。
DeNAの先発は今季ヤクルト相手に2勝、防御率1.23と燕キラーぶりを発揮している上茶谷大河。4月16日、本拠地でのデーゲームという同条件で91球完封劇を演じたこともあり、初回から注目のマウンドだったが、いきなり先頭の塩見泰隆に左中間スタンドへ運ばれると、2回にも川端慎吾のクリーンヒット、内山壮真の適時二塁打に続き、長岡秀樹に右翼席へ2号2ランを許し、2回表終了時点で4点のビハインドとなる。
その裏、宮﨑敏郎の技あり右前安打を皮切りに、大和が左翼線への二塁打でチャンスを広げると、戸柱恭孝の内野ゴロと、神里和毅の適時二塁打で2点差に。
しかし、反撃ムードのなか大事な3回の守りで、村上宗隆の強烈な打球が上茶谷の左脚を直撃するアクシデント。幸い大事に至らず、上茶谷はベンチで手当を受けマウンドへ戻ると、直後の太田賢吾を得意のカットボールで空振り三振に仕留め気迫の続投。背番号27は4回以降1安打と立ち直り、6回4失点で最低限の仕事を果たした。
後を継いだ三上朋也、入江大生、砂田毅樹のブルペン陣は今日も踏ん張り味方の反撃を待ったが、9回に登板した平田真吾が嶺井博希の犠打野選も絡み一挙5失点。奮投を続けていた右腕の連続無失点記録は「10試合」でストップした。
誤算だったのは攻撃面。5回、6回と得点圏に走者を進めるが、良い当たりが野手の正面を突き、相手の好守備も飛び出すなど、なかなか得点には結びつかない展開。4番の牧秀悟がヤクルトバッテリーの丁寧な配球でノーヒットに封じ込まれたことも、2得点に終わってしまった大きなポイントだった。
試合後、三浦監督は今季4敗目(2勝)を喫した上茶谷について、「全体的にボールが高かった。その中で3回以降は粘りながらも踏ん張っていたが、序盤の失点が大きかった」と分析。無安打に終わったネフタリ・ソトと牧には「人間ですからこういう日もあります。今までずっと助けられてきましたし」と話し、9回登板の平田にも「今日はたしかに打たれましたけど、いままで本当に良い投球で、点を取られるまでよく粘ってくれたと思います」とかばった。
負けはしたが怪我から復帰し即スタメンの佐野恵太はマルチ安打をマーク。キャプテンの存在は巻き返しを目指すチームにとって心強いプラス材料だ。
明日は今季5戦5敗と苦手にしている日曜日。「交流戦前最後の試合、みんなで勝てるようにやっていきたい」と前を向いた指揮官。なんとしてでも勝利をもぎ取り、本拠地のファンに笑顔を届けたい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<8回戦・横浜>
DeNAは連勝が「3」でストップ。試合終盤まで接戦を演じたが反撃及ばず、9回に突き放され大敗を喫した。
DeNAの先発は今季ヤクルト相手に2勝、防御率1.23と燕キラーぶりを発揮している上茶谷大河。4月16日、本拠地でのデーゲームという同条件で91球完封劇を演じたこともあり、初回から注目のマウンドだったが、いきなり先頭の塩見泰隆に左中間スタンドへ運ばれると、2回にも川端慎吾のクリーンヒット、内山壮真の適時二塁打に続き、長岡秀樹に右翼席へ2号2ランを許し、2回表終了時点で4点のビハインドとなる。
その裏、宮﨑敏郎の技あり右前安打を皮切りに、大和が左翼線への二塁打でチャンスを広げると、戸柱恭孝の内野ゴロと、神里和毅の適時二塁打で2点差に。
しかし、反撃ムードのなか大事な3回の守りで、村上宗隆の強烈な打球が上茶谷の左脚を直撃するアクシデント。幸い大事に至らず、上茶谷はベンチで手当を受けマウンドへ戻ると、直後の太田賢吾を得意のカットボールで空振り三振に仕留め気迫の続投。背番号27は4回以降1安打と立ち直り、6回4失点で最低限の仕事を果たした。
後を継いだ三上朋也、入江大生、砂田毅樹のブルペン陣は今日も踏ん張り味方の反撃を待ったが、9回に登板した平田真吾が嶺井博希の犠打野選も絡み一挙5失点。奮投を続けていた右腕の連続無失点記録は「10試合」でストップした。
誤算だったのは攻撃面。5回、6回と得点圏に走者を進めるが、良い当たりが野手の正面を突き、相手の好守備も飛び出すなど、なかなか得点には結びつかない展開。4番の牧秀悟がヤクルトバッテリーの丁寧な配球でノーヒットに封じ込まれたことも、2得点に終わってしまった大きなポイントだった。
試合後、三浦監督は今季4敗目(2勝)を喫した上茶谷について、「全体的にボールが高かった。その中で3回以降は粘りながらも踏ん張っていたが、序盤の失点が大きかった」と分析。無安打に終わったネフタリ・ソトと牧には「人間ですからこういう日もあります。今までずっと助けられてきましたし」と話し、9回登板の平田にも「今日はたしかに打たれましたけど、いままで本当に良い投球で、点を取られるまでよく粘ってくれたと思います」とかばった。
負けはしたが怪我から復帰し即スタメンの佐野恵太はマルチ安打をマーク。キャプテンの存在は巻き返しを目指すチームにとって心強いプラス材料だ。
明日は今季5戦5敗と苦手にしている日曜日。「交流戦前最後の試合、みんなで勝てるようにやっていきたい」と前を向いた指揮官。なんとしてでも勝利をもぎ取り、本拠地のファンに笑顔を届けたい。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)