走塁ミスを見事挽回する決勝弾
阪神は9回に佐藤輝明の交流戦1号となる決勝弾でロッテとの接戦を制した。
0-0で迎えた9回、ロッテの守護神・益田直也を相手にカウント3-2から6球目のシンカーをバックスクリーンに運ぶ11号先制ソロホームラン。主砲の一発でチームを勝利に導いた。
この試合で佐藤輝は、4回一死三塁の場面でニゴロに打ち取られ、挟殺プレーの間に一気に三塁進塁を目指すも、前走者に続いて自身も憤死してしまう痛恨の走塁ミスを犯し、6回のチャンスでも空振り三振に倒れていたが、最後の最後に一振りで汚名返上となった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治さんは佐藤輝の決勝弾について「あれは益田が悪いわけじゃありませんよ。打った佐藤がすごいですよね」と語り、「益田の独特なフォームはタイミングを合わせるだけでも難しい。それをあの低さ(のボール)をあそこにもっていくというのは、ちょっと普通の人は違う反応で打った。このあたりも佐藤の魅力だと思いますね」と称賛した。
同じく解説を務めた阿波野秀幸さんは「益田の気持ちがすごく分かるんですよ。ここはホームランだけはいけないので、6球中5球シンカーを低めに投げていた。それをホームランにされたんですから、もう参ったというしかないですよ」と、投手目線での見解を語り、打った佐藤の打撃を褒めるべきと強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』