ニュース 2022.06.03. 06:59

8回の猛攻はまさに「高津マジック」 解説者が見た交流戦首位・ヤクルトの強さ

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値千金の決勝打を放った内山壮真 (C) Kyodo News

終盤に待っていた「神宮劇場」


 ヤクルトは2日、本拠地でロッテに7-3で逆転勝ち。

 交流戦は3カード連続で2勝1敗と勝ち越し、9試合を終えて6勝3敗はソフトバンクと並んで首位という好成績だ。




 2日の試合は先発したアンドリュー・スアレスが初回に中村奨吾に2ランを浴びるなど、立ち上がりから3点のビハインドを背負う苦しい展開。

 それでも、6回に山田哲人が3戦連発となるソロを放って反撃の狼煙を上げると、7回には太田賢吾が今季1号のソロを放って1点差に。

 迎えた8回、ホセ・オスナの適時打で追いつくと、なおも一死満塁からスタメンマスクを任された内山壮真が走者一掃の3点適時二塁打。6-3と試合をひっくり返し、さらに代打・中村悠平にも適時打が飛び出してこの回一気の5得点。終盤の猛攻でロッテを飲み込んだ。



 2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、この日のスタメンに注目。前夜は「5番・捕手」で出場した中村悠平がチャンスで凡退を続け、1点差で敗戦。これを受けてこの日は村上宗隆の後ろの5番にホセ・オスナを置き、スタメンマスクを2年目の19歳・内山に託した。

 この点について達川光男氏は「采配がとてもシャープというか、柔軟性がありますよね。臨機応変に対応している」とコメント。状態や相手関係を見ながら用兵ができている点を強みに挙げながら、「捕手も若い子を使ったら最後まで使う。信頼感が見える」と語った。

 思えば8回の猛攻は5番に上げたオスナが口火を切り、同点の一死満塁でここまで安打がない内山に打席が回っても代打を使うことなくそのまま送り込むと、19歳がしっかりと信頼に応える勝ち越し打。さらにチャンスで投手に打席が回ると、すかさず前の試合で悔しい想いをしていた中村を代打に送り、その中村も指揮官の心意気に応える適時打。まさに“高津マジック”の詰まったイニングだったと言える。

 同じく番組に出演した岩本勉氏も「試合終盤の粘り、打線のつながりはもはや“神宮劇場”。スワローズ一色になる」とし、劣勢でもベンチはもちろん球場全体が諦めていない点を強調。「さすがは昨年優勝チーム。ひと味もふた味も違うなと見ていて思う」と、頂点を極めてさらにパワーアップした高津ヤクルトの戦いぶりを称えた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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