今季無傷の5連勝も…リード許して降板

　ロッテの佐々木朗希投手（20）は3日、敵地での巨人戦に先発しプロ入り後最多となる5回5失点で降板。投球イニング、失点いずれも今季ワーストの結果でノックアウトされた。

　初回一死二塁のピンチは連続三振で切り抜けたが、2回先頭の5番・ポランコにあわやホームランの右翼フェンス直撃三塁打を打たれ、6番・増田陸に右中間突破の適時二塁打を許し先制点を献上した。

　3回には一死二塁から今春のオープン戦で一発を浴びていた4番・岡本和真にやや甘く入ったフォークを右中間席へ放り込まれ今季初被弾。さらに4回は自らのフィールディングミスからピンチを招き1番・丸佳浩に適時打、5回は中安打で出塁された吉川尚輝に二盗、三盗と足攻でかき回され、ポランコの左翼フェンス直撃打で5点目を失った。

　この日は5イニング・打者25人に対し89球を投げ、1本塁打を含む8安打5失点、6三振1四球の内容。許した8安打のうち5本が長打と、甘く入ったボールを痛打されるシーンが目立った。

　開幕から9試合の登板で8度のクオリティースタートを記録し、5勝0敗、防御率1.33と好投を続けていた佐々木朗。味方打線が戸郷翔征の前にゼロ行進と援護にも恵まれず、リードを許したまま降板した。