阪神・青柳晃洋 (C)Kyodo News

● オリックス 1 - 6 阪神 ○
<1回戦・京セラD大阪>

 阪神の青柳晃洋投手(28)は10日、敵地でのオリックス戦に先発し7回・121球を投げ2安打無失点と好投。ハーラートップタイの7勝目を掴み、12球団トップの防御率は「0.89」まで良化した。

 初回、大山悠輔の適時打で1点の援護をもらってマウンドに上がると、先頭の福田周平の右安打以降は6回までノーヒットピッチング。7回二死から自身のグラブを弾く内野安打で2本目の安打を許し、さらに遊撃・中野拓夢の失策でピンチを迎えるも、丁寧にコースを突く投球で後続を打ち取った。

 2試合連続で完封されていた打線も、この日は5回に5番・大山が14号3ランを含む2安打4打点の活躍を見せるなど合計8安打6得点。相手失策をに乗じて試合中盤にエースを強力援護した。

 これで青柳は自身4連勝。交流戦は3戦3勝、防御率0.00の圧巻のパフォーマンスで存在感を発揮した。

 試合後、ヒーローインタビューに応じた青柳は、「あんまり良いボールはなかったんですけど、(坂本)誠志郎が引っ張ってくれたので、なんとかゼロで帰ることができました」と女房役のリードに感謝。試合中盤でリードを広げた大山の一発にも「めちゃくちゃデカかったですね。悠輔に感謝です」と味方への謝辞を続けた。

 交流戦で規定投球回に到達し防御率0.00を記録したのは2015年のランディ・メッセンジャー以来2人目の快挙となったが、「ランディみたいなタイガースのエースになりたいので、目指していた数字ではあります」と力強くコメント。

 開幕から好投を続けるエースの勢いは、まだまだ止まりそうにない。

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