2022.06.10 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 1 | 終了 | 6 | 阪神タイガース |
京セラD大阪 |
● オリックス 1 - 6 阪神 ○
<1回戦・京セラD大阪>
オリックスは阪神との関西ダービー第1ラウンドに敗れ、前カードから3連敗。今季通算の借金が「2」に膨らんだ。
先発の山﨑福也は、初回簡単に二死をとった後、3番・近本光司の二塁打、4番・佐藤輝明への四球で一・二塁のピンチを招き、5番・大山悠輔に先制適時打を許す。2回以降は我慢の投球で踏ん張っていたが、1点ビハインドの5回、二死から2番・中野拓夢に二塁打を打たれると、近本の叩きつけたゴロを捕球した三塁手の宗佑磨が一塁へ暴投。続く佐藤輝の三塁への打球も宗が捕れず連続失策で2点目を失った。
難敵の青柳晃洋と対峙しているオリックスとしては、ここも最少失点で切り抜けたいところだったが、なおも続く5回二死一・三塁のピンチで、先制打を打たれていた大山に左翼5階席へ飛び込む特大の14号3ランを許し、この回一挙4失点。
自責点1でありながら5回5失点で今季5敗目を喫した山﨑福は「なんとか最少失点で粘り切りたかったんですが、勝負所で高めに浮いてしまうボールが多かったですし、もっと高低という部分を投げ切らないといけなかったと思います」と肩を落とした。
打線は初回に先頭の福田周平が右前に運んだ後、2四死球はあったものの、青柳の巧みな投球に封じ込まれ7回まで散発2安打。8回に2番手のケラーから宗が適時打を放ち1点を返したが、続くチャンスで送った代打・吉田正尚も不発に終わり、1点止まりだった。
試合後、中嶋聡監督は苦戦した相手先発・青柳の状態について「ずっと見てきたわけじゃないんで分からないですけど、もっとコントロールがいいのかなというイメージがあった」と本調子じゃなかったと分析していたようだが、「点差が離れちゃったら厳しいですよね。その点では競っていって、どういうふうになってたかというのは、見たかったんですけどね。大量点というのは厳しい」と中盤に突き放された試合展開を悔やんだ。
4点を献上した5回表は、昨季ゴールデングラブ賞に輝いた名手・宗が2失策と精彩を欠き、指揮官は「ホントいっぱいいっぱいのところでふたつのエラーというのは、厳しいものがありますし、まあ宗はこれまで助けてくれてたんですけど、大いに反省してもらって、その後は捌いていたんで、切り替えてくれたんだと思うし、タイムリーもしっかり打ってくれた」とコメント。
ただ、3アウト目前での連続失策からまさかの大量失点という展開に、「あの回にああいうことが起きてしまったのは、(山﨑)福也は可哀想だったですね。あそこで終わってればこっちも交代のことを考えましたし、『いいピッチングだった』って終われたんですけどね」と左腕を思いやった。
なお、4日・広島戦(マツダスタジアム)以来の出場となった吉田正の状態に関しては「良くはなってると思う」と中嶋監督。
最後は交流戦残り2試合へ向けて、「やっていくしかないんで」と気を引き締めていた。
取材・文=どら増田
<1回戦・京セラD大阪>
オリックスは阪神との関西ダービー第1ラウンドに敗れ、前カードから3連敗。今季通算の借金が「2」に膨らんだ。
先発の山﨑福也は、初回簡単に二死をとった後、3番・近本光司の二塁打、4番・佐藤輝明への四球で一・二塁のピンチを招き、5番・大山悠輔に先制適時打を許す。2回以降は我慢の投球で踏ん張っていたが、1点ビハインドの5回、二死から2番・中野拓夢に二塁打を打たれると、近本の叩きつけたゴロを捕球した三塁手の宗佑磨が一塁へ暴投。続く佐藤輝の三塁への打球も宗が捕れず連続失策で2点目を失った。
難敵の青柳晃洋と対峙しているオリックスとしては、ここも最少失点で切り抜けたいところだったが、なおも続く5回二死一・三塁のピンチで、先制打を打たれていた大山に左翼5階席へ飛び込む特大の14号3ランを許し、この回一挙4失点。
自責点1でありながら5回5失点で今季5敗目を喫した山﨑福は「なんとか最少失点で粘り切りたかったんですが、勝負所で高めに浮いてしまうボールが多かったですし、もっと高低という部分を投げ切らないといけなかったと思います」と肩を落とした。
打線は初回に先頭の福田周平が右前に運んだ後、2四死球はあったものの、青柳の巧みな投球に封じ込まれ7回まで散発2安打。8回に2番手のケラーから宗が適時打を放ち1点を返したが、続くチャンスで送った代打・吉田正尚も不発に終わり、1点止まりだった。
試合後、中嶋聡監督は苦戦した相手先発・青柳の状態について「ずっと見てきたわけじゃないんで分からないですけど、もっとコントロールがいいのかなというイメージがあった」と本調子じゃなかったと分析していたようだが、「点差が離れちゃったら厳しいですよね。その点では競っていって、どういうふうになってたかというのは、見たかったんですけどね。大量点というのは厳しい」と中盤に突き放された試合展開を悔やんだ。
4点を献上した5回表は、昨季ゴールデングラブ賞に輝いた名手・宗が2失策と精彩を欠き、指揮官は「ホントいっぱいいっぱいのところでふたつのエラーというのは、厳しいものがありますし、まあ宗はこれまで助けてくれてたんですけど、大いに反省してもらって、その後は捌いていたんで、切り替えてくれたんだと思うし、タイムリーもしっかり打ってくれた」とコメント。
ただ、3アウト目前での連続失策からまさかの大量失点という展開に、「あの回にああいうことが起きてしまったのは、(山﨑)福也は可哀想だったですね。あそこで終わってればこっちも交代のことを考えましたし、『いいピッチングだった』って終われたんですけどね」と左腕を思いやった。
なお、4日・広島戦(マツダスタジアム)以来の出場となった吉田正の状態に関しては「良くはなってると思う」と中嶋監督。
最後は交流戦残り2試合へ向けて、「やっていくしかないんで」と気を引き締めていた。
取材・文=どら増田