日本では初の4被弾&5連敗
楽天はリーグ再開初戦を託された先発・田中将大が誤算。
初回、3番・柳田悠岐に先制ソロを右翼席へ運ばれると、3回は5番・牧原大成に右中間席へ飛び込む逆転3ランを浴びた。続くグラシアルにも右越えソロを浴び2者連続被弾で5失点目。5回もグラシアルに2打席連発の右越えソロを浴びるなど2点を失った。
試合前まで防御率1.99だった右腕は、NPB自己ワーストの1試合4本塁打を食らうなど5回12安打7失点で6敗目(4勝)。7回は3番手の石橋が7番・中村晃に右越え2ランを浴び、投手陣は計5被弾で9失点となった。
17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは「今日はストレートに力があるのにそのストレートを隠しているように使わなかった。スライダー、カット、スプリットにこだわったのかなと」と投球内容を振り返り、「スプリットもスライダーもキレがなく打たれてしまった。やはり、真っすぐあってのスライダー、スライダーあっての真っすぐだと思いますので、もうすこし真っすぐを使っていかないといけないと思いましたね」と改善点を語った。
同じく解説を務めた大矢明彦さんは「田中もこれだけやられたらかなりプライドも傷ついたはずなので次の登板でどんな投球をするかですね」とエースの奮起に期待を込めた。
田中将は5月10日のロッテ戦で4勝目をマークするなど今シーズンは好調のスタートを切ったが、5月17日のロッテ戦からまさかの5戦5敗。5連敗はNPBでは自己ワーストとなった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』