ニュース 2022.06.20. 11:30

ロッテファーム、試合前練習で感じた“準備力”の高さ

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走塁練習を行うロッテ・村山亮介[撮影=岩下雄太](撮影日:22年6月19日)
 ロッテは6月19日に行われたヤクルトとの二軍戦、ロッテ浦和球場ではなく、柏の葉公園野球場で行われた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年シーズンからロッテ浦和球場で行われる二軍主催試合は無観客で行われているが、柏の葉公園野球場にはファームの選手たちのプレーを見ようと開門前から多くのマリーンズファンが詰めかけた。

 報道陣もコロナ禍によりロッテ浦和球場での二軍公式戦の取材を長らくできていないが、柏の葉公園野球場で久々に試合前の練習をスタンドから取材することができた。

 19日の試合前練習を見ただけで全てを理解できたわけではないが、久しぶりにファームの試合前練習を見て感じたのは、選手一人一人が自立し、野手でいえば目的意識を持って試合に向けて準備しているように見えた。

 育成の村山亮介は4月に行ったオンライン取材で、「打球判断と第二リードをしっかり大きくとるということを徹底してやっています」と話しており、走塁練習に注目してみると、大きくリードを取り、打撃練習中の谷川唯人が放った打球にあわせて、試合を想定して全力でスタートを切ったり戻ったりしていた。

 4月8日の楽天戦では、1-2の3回一死一、二塁で西巻賢二の一塁後方のファウルフライで一塁手の捕球体勢を見て、二塁から三塁へタッチアップということもあった。4月に行ったオンライン取材で「千葉ロッテに入団してから走塁の練習もかなり増えて、そういう意識も自分のなかですごく芽生えているんじゃないかなと思っています。日頃の練習が試合にいきているんだとおもいます」と、日々の積み重ねが成果として現れている。

 先日行ったオンライン取材で「試合の前後の打球というのはまだ慣れていない」と話していた捕手登録ながら外野で出場する育成の谷川唯人は、打撃練習が終わったあとはレフト、センター、ライトで打球捕。センターで打球捕しているときには、山本大斗が放ったセンター後方のフェンス際の打球に対して素早くクッション処理をすれば、ライトでは江村直也が放ったライト前に飛んだフライをしっかりと捕球していた。

 この日はロッテ浦和球場ではなく、柏の葉公園野球場での試合ということもあってかバントマシンが設置されていなかったが、柿沼友哉、江村直也、茶谷健太、植田将太、村山は打撃廻りの順番を待っている間や全体練習後に打撃投手に投げてもらい、バント練習を行っていた。

 バント練習といえば、柿沼だがZOZOマリンスタジアムの試合前練習では、バントマシンを相手に「スクイズやるときはやったりしていますね。外されたときの対応とか、とっさに体が動かないと思うので、そういうのをやっていると反射でできると思う」ときに体を投げ出して行う。さすがにこの日の練習で体を投げ出すようなバントはなかったが、試合ではきっちり1球で送りバントを決めた。

 内野陣は打撃、走塁、守備練習が終わったあと、それぞれのポジションに入って打球捕を行っていた。ショートで出場した平沢大河は打撃練習が終わったあと、ショートのポジションで長時間ノックを受け、ノックが終わり走塁練習を行うと、その後再びショートのポジションで打球捕。打撃練習中の選手の打球が三遊間に飛ぶと、そこに平沢がいるという感じだった。

 打撃廻り最後の打者・柿沼が打撃練習をはじめたときには、一塁・福田光輝、二塁・西巻賢二、三塁・茶谷健太、池田来翔、遊撃・平沢大河と、2時間後にスタメン出場、途中出場する選手たちが守備についていた。柿沼の前に打撃練習を行っていた江村直也の打球がセカンド後方に飛ぶと、一塁・福田光が二塁・西巻に「賢二〜!」と声を出すなど、試合を想定した声がけにもみえなくもない。

 19日の試合前練習でロッテ二軍の試合前練習の全てを分かったわけではないが、試合のための練習、試合に向けて何をすべきか考えて準備している選手が非常に多かったように見える。ファームから一軍で戦力となる選手が一人でも出てくることを期待したい。

取材・文=岩下雄太



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