22日、ロイヤルズ戦で今季6勝目を掴んだエンゼルス・大谷翔平

○ エンゼルス 5 - 0 ロイヤルズ ●
<現地6月22日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(27)は現地22日(日本時間23日)、本拠地でのロイヤルズ戦でメジャー移籍後最長となる8回2安打無失点、1四球12三振と好投。自身3連勝で今季6勝目(4敗)を手にした。

 前日に2本塁打8打点の大暴れだった大谷は、前回登板から中5日でマウンドへ上がり、初回先頭から2連打を浴びていきなりピンチを迎えたが、後続を許さず無失点スタート。2回以降はスライダーとスプリット、カーブも交えた変化球主体の投球で奪三振ショーを繰り広げ、5回まで打者15人連続アウトの圧巻の内容でスコアボードにゼロを刻んだ。

 休養でスタメンから外れたトラウトとウォルシュを欠く打線は、なかなか大谷を援護できない展開が続いたものの、4番に抜擢されたマキノンが5回一死満塁のチャンスで先制右犠飛を放ちメジャー初打点。7回にも3番・レンヒーフォの適時打に続いてマキノンがメジャー初安打となる適時打を放ち、“代役”の主軸たちが大谷を援護した。

 マウンドで躍動する大谷は自己最長タイとなる8回も投げきり、メジャー移籍後最多となる13奪三振の圧巻投球。打者としても5打席に立ち内野安打1本と2四球で3出塁とフル稼働し、“リアル二刀流”3週連続でチームを連敗ストップに導いた。

 試合後、TVインタビューに応じた大谷は、「勝ててホッとしています」と第一声。「主力の二人が休みですし、クローザーのイギ(イグレシアス)も投げないと決まっていたので、なるべく長い回を投げたいと思っていきました」と投打にチームを牽引した一戦を振り返った。

 また、自身の投球については、「立ち上がりはあまり良くなかったですけど、切り替えて次の回からいけたので良かった。しっかり打者を観察しながら、最後の方は変化球ケア多かったですけど、真っ直ぐに切り替えて投げるところは投げて打ち取れたので良かった」と分析。冷静な口ぶりで淡々と言葉を続けた。

この記事を書いたのは

藤田皓己

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