ニュース 2022.07.23. 06:29

阪神・青柳が前半戦で11勝! 解説陣が指摘した調子が悪くても打たれない理由とは?

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阪神・青柳晃洋 (C) Kyodo News

前半戦はひとりで貯金10!


 阪神の青柳晃洋はが6回1失点で両リーグトップを更新する11勝目を挙げた。

 今季15度目の先発登板となった青柳は序盤、走者を背負い続ける苦しい投球。4回はDeNA6番・楠本泰史に先制となる右越えソロを浴びた。それでも、逆転してもらった5回以降は2イニング連続3者凡退。6回99球、5安打1失点の粘投でお役御免となった。青柳は両リーグトップを更新する11勝目(1敗)を手にし、防御率も両リーグトップの1.37をキープ。ひとりで貯金10を作り前半戦を折り返した。

 22日のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満さんは「他球団はみんな青柳に抑えられて、左バッターを並べたりいろいろと試行錯誤していますがなかなか攻略できていないですよね」と絶好調の理由を問うと、解説を務めた池田親興さんは「あまり高めに球がいかなくなりましたよね。(この試合は)真っすぐは力があったんですがスライダーは時々抜けるんですよ。それすらも武器になるというか。バッターが真っすぐをイメージして打ちにいくと(抜けた)スライダーがブレーキになってタイミングがずれる、それを待っていたら真っすぐがくる。(DeNA打線が)打ちにいっている球は結構甘いところなんですけど、タイミングが取れていなかった印象ですね」と指摘。

 同じく解説を務めた野村弘樹さんは「今日のDeNA戦も(序盤に)攻略の糸口が見えても打たれたのはホームラン1本だけなんですよ」と振り返り、「4回に1点取られて(味方が)2ランを打ってくれましたよね。5回、6回にどうなるかなと思って見ていたら、逆転してもらってここはやらなければという感じでコースを含めてボールをしっかり動かしながら三者凡退に切り抜けられるあたりがさすがだなと」と、調子が悪くてもゲームを作れるピッチングを称賛。

「調子が悪いながらも高さなのかコースなのか間違えないで芯を外したりタイミングを外したりしながら、押すところは押す、交わすところは交わすというようなピッチングができるので、やっぱりここまで11勝するピッチャーだなと思いますね」と“難攻不落”の理由を語った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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