ニュース 2022.08.07. 06:59

白星は幻も…阪神・藤浪が見せた兆しに江本氏も好感触「良いピッチングができていた」

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阪神・藤浪晋太郎 (C) Kyodo News

「とにかく肩の力を抜くこと」


 阪神は敵地で連勝ならず。

 6日のゲームは5-2とリードして9回を迎えるも、守備のミスも重なってまさかの1イニング4失点。大逆転サヨナラ負けを喫した。




 この試合では、プロ10年目の藤浪晋太郎が6月10日以来となる一軍登板。先発は4月8日の広島戦以来で実に4カ月ぶりだったが、6回1/3を投げて103球、被安打5に与四死が3つ。失点・自責点はともに2と試合を作った。

 そのポテンシャルは誰もが認めているところだが、ここ数年は制球難に苦しんで思うような活躍を見せることができず。持ち場もリリーフが増えていた中、この日は今季9度目の一軍登板にして4試合目の先発マウンドだった。

 6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀氏は、この日の藤浪について「今日はフォームに力感がなく、両サイドにボールを見せながら落とすとか、そういった組み立てができていた」と投球内容を高評価。「良いピッチングができていたので、次回も当然楽しみです」と今後の登板に期待を寄せた。



 長いトンネルに迷い込んでいる28歳右腕に関して、江本氏は「前から言っているんですが、とにかく肩の力を抜いて投げようと」と問題点を指摘。

 「ムキになって投げないようにというか、腕の振りだけで投げていけばいくらでも良い球を投げられるんです」と持っている資質を高く評価しながら、「それが試合になると力みが出て、ズレが生じてしまっていた」と分析する。

 これには大矢明彦氏も「江本さんが言うように、力んだって170キロとか180キロとかは出ないんだから。持っているもので勝負すれば良い」と同調。

 そのうえで「今日みたいな投球ができれば良いと思う。死球もありましたけど、これだけまとまっていて、ボールを低く投げられていれば大丈夫。あとは自信をもって投げていけば必ず勝てるようになりますよ」と、この日の投球を称えた。


 抱えているエンジンが大きい分、あとはそれをどれだけ自分で制御することができるか。トンネルを抜け出すカギはそこにある。

 課題は明確な一方で、江本氏は「ただ、力を抜くって言うのは難しいんです。ゴルフでもそう。力むのは簡単。でも、全力で投げるのに力を抜くというのは難しいこと」と付け加えた。

 久々の一軍登板で見えた兆し。あとはこれを継続していくために、自身の感覚をどこまで研ぎ澄ませることができるか。虎の背番号19の次回登板から目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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