ベーブ・ルース以来、104年ぶり偉業へ加速!
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が9日(日本時間10日)、 敵地オークランド・コロシアムでのアスレチックス戦に「2番・投手」で先発出場。この試合で節目の日米通算1000奪三振に到達し、打っては日本人単独2位のメジャー通算118本塁打目となる25号ソロを放った。
中5日で前回と同じくアスレチックス戦に登板した二刀流。初回は一死から初安打を許したものの、3番・マーフィーを遊ゴロ併殺に仕留めわずか5球で3つのアウトを奪った。
2回裏は先頭の4番・ブラウンに右翼フェンス直撃の痛烈な打球を許したが、二塁ベースに滑り込んだブラウンの身体が一瞬浮いたスキを見逃さず、遊撃・フレッチャーがタッチ。塁審の判定はセーフだったもののエンゼルス側のチャレンジにより判定がアウトに覆った。続くピンダーには追い込んだあとのスプリットを振らせ、この試合1つ目の三振を奪取。これが日米通算999個目の奪三振となった。
1点を先制した直後の3回裏も、先頭のブライドからスプリットで空振り三振を奪取。これでメジャー通算376奪三振とし、日本ハム時代の5シーズンで奪った624三振と合わせ、節目の1000奪三振に到達した。
さらに打席では7回表、今季25号ソロを右翼へ。これでイチロー氏を抜き、日本人単独2位のメジャー通算118本塁打目とした。
大谷は3回に左足に打球が直撃するアクシデントがあったものの、6回4安打無失点、5奪三振3四球の好投。防御率は2.68となり、今季10勝目の権利を持って7回から救援陣にマウンドを譲った。
直近は大谷登板時に援護点が少なかったエンゼルス打線だったが、5回に4番・ウォードが左越え3ランを放つなど7回の時点で5-0とリード。このまま勝利すれば、大谷は1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」達成となる。