育成出身としては球団初受賞
日本野球機構(NPB)は10日、7月度の「大樹生命月間MVP賞」受賞選手を発表。セ・リーグは阪神の西勇輝投手とヤクルトの村上宗隆選手、パ・リーグは西武の水上由伸投手とオリックスの吉田正尚選手が受賞した。
セ・リーグ投手部門で選出された西勇は、月間4試合に登板しリーグトップタイの3勝(0敗)、同2位の防御率0.66と抜群の安定感で、2019年9月度以来2度目(※パ・リーグ時代にも1度)の受賞となった。
セ・リーグ打者部門で選出された村上は、全20試合に出場し、8本塁打、17打点、16得点、OPS1.213がリーグトップ。打率.318とハイアベレージで存在感を示し、6月度に続いて2カ月連続、通算3度目を果たした。なおヤクルトで連続受賞したのは2001年4~5月度のロベルト・ペタジーニ以来2人目の快挙となった。
パ・リーグ投手部門で選出された水上は、育成出身選手として球団初の月間MVP受賞。7月は11試合に登板し防御率0.00、リーグトップタイの7ホールドを挙げ、プロ2年目のシーズンで嬉しい初受賞を果たした。
パ・リーグ打者部門の吉田正は、全24試合に4番打者として出場し、打率.322、4本塁打、20打点、リーグトップの出塁率.454の好成績をマーク。昨年5月以来通算5度目の受賞となった。
受賞した各選手には記念品と賞金30万円が贈られる。