2年ぶり2度目の10勝に到達
広島は先発の森下暢仁が2試合連続完封で連敗を「2」でストップした。
森下は9安打2四死球と走者を背負いながらも、要所を締めるピッチングで9イニングを124球で完封。ブルペン陣にも離脱者が出るなか価値ある2試合連続完投で、ルーキーイヤー以来2年ぶり2度目の2ケタ10勝(6敗)に到達した。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは「登板する前に残り試合全部勝つと宣言して2試合連続完封。(宣言に)ふさわしいピッチングをしていましたよね。ストレートの走りもいいし、変化球のコントロールもいい。高めにボールが浮かないですよね」と指摘。
「何試合前から見たら変わりましたよね。(以前は)フォアボールを出して3点、4点取られてしまうビッグイニングを作ってしまうことがあったが、今はそれがなくなっている」と修正力についても評価。指揮官の佐々岡真司監督に加え、リードオフマンの野間峻祥、二遊間を守る菊池涼介や小園海斗ら計7選手が新型コロナウイルス関連で離脱する緊急事態のチームを救う快投を称賛した。
森下は青柳晃洋(12勝)、戸郷翔征(10勝)に続きセ・リーグで今季3人目の2ケタ勝利到達。登板数(先発21試合)と投球回(144.2)はリーグトップを記録するなど、先発ローテーションの軸として安定したパフォーマンスを見せている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』