昨年も8月に月間打率.378
DeNAがホームで広島に3連勝。
16日から始まった連勝を「6」に伸ばし、本拠地・横浜スタジアムでの連勝は「17」に伸びた。
21日の試合は初回に楠本泰史が先制弾を放つと、2回には先発の京山将弥が自ら一発を放ってリードを拡大。3回には牧秀悟が左中間スタンドへ叩き込み、3イニング連続の本塁打で主導権を握った。
4回以降は安打が出なかったが、京山が7回途中まで無失点の好投を見せると、7回は伊勢大夢が残りのアウトを取りきり、8回はエドウィン・エスコバー、9回は山﨑康晃が締めて完封リレーが完成。3-0で快勝した。
21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、勝負どころで調子を上げてきた2年目の主砲・牧に注目。この日の本塁打で20号に到達し、ルーキーイヤーから2年連続20本塁打は球団史上初の快挙となった。
番組に出演した五十嵐亮太氏は「バッティングカウントでのまっすぐをことごとく打ち返すんですよね」と投手目線から解説。
振り返ってみると、この日も初回の左安は2ボール・1ストライクからの145キロを弾き返したもので、2打席目の本塁打も1ボールからの143キロを完璧に捉えたものだった。
同じく真中満氏も「こうやってストレートを一発で仕留めているのを見ると、本調子になってきたなという感じがします」とコメント。
また、「牧は去年も途中苦しんで、8月に数字を上げましたよね。やっぱり夏に強いんだなと」と付け加え、「首位を追いかけていくチームの中で牧がこの状態。ヤクルトにとっては脅威ですよね」と語った。
昨年は7月に月間打率.194と苦しんだ後、8月に.378とV字回復。9月も.296で5本塁打をマークし、10月は.452の大暴れで月間MVPに輝いた。
暑い夏を経て、シーズン終盤に向けて上がって行くのが牧のバイオリズム。今季も6月は月間.207と苦しんだが、7月は.265と持ち直し、今月はここまで.306と昨年の傾向通りに上向いている。
最終的にはどんな成績を残し、チームをどこまで引っ張っていくのか。頼もしい24歳から今後も目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』