○ 中日 4 － 1 阪神 ●
＜23回戦・バンテリンドーム＞

　阪神は2カード連続の負け越しで再び借金3。プロ初登板で6回3失点と好投したドラフト1位の森木大智投手（19）は、打線の援護なくプロ初黒星を喫した。

　森木は初回、1番・岡林を二ゴロに退けると、続く大島の2球目に最速の154キロをマーク。その後、大島に中前打と二盗を許し得点圏に走者を背負った。それでも、3番・阿部を中飛に打ち取ると、タッチアップで三塁進塁を狙った二走・大島を、中堅・近本が好送球でタッチアウト。森木はバックの堅守にも助けられ無失点スタートを切った。

　2回は4番・ビシエドから始まる中軸をテンポよく3人斬り。3回以降もストライク先行の投球で5回まで1安打無失点の快投を披露した。

　しかし0－0のまま迎えた6回、先頭の7番・レビーラに初回以来の安打を許すと、そのあと二死三塁となり、1番・岡林に先制の右前打を許した。さらに、盗塁と申告敬遠で再び一、二塁のピンチを招き、阿部に右越え2点適時二塁打を浴び計3失点。6回91球、4安打3失点、4奪三振1四球でデビュー登板を終えた。

　ドラ1右腕を援護したい打線だったが、中日先発・柳を打ち崩せずゼロ行進。無得点のまま迎えた9回は無死満塁の大チャンスを迎えたが、反撃は代打・原口の中犠飛による1得点のみ。完封負けを回避するのがやっとだった。