2022.08.28 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 10 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
● オリックス 4 - 10 西武 ○
<24回戦・京セラD大阪>
オリックスは1勝1敗で迎えた西武とのカード3戦目を落とし、。連覇を目指すなか2位の背中も遠のく痛いカード負け越し。首位・ソフトバンクとのゲーム差は「3」に広がった。
本拠地3連戦の最終戦。オリックスは予告先発で発表されていたドラフト1位ルーキーの椋木蓮が登板日の朝に右足首を捻挫したため、急遽ファームから山﨑颯一郎を昇格させ先発起用した。
ベンチの期待を背負ってマウンドに上がった山﨑颯は、4月24日・ロッテ戦以来4カ月ぶりの一軍マウンドになったが、最速157キロのストレートを軸に、カーブ、カットボール、フォークなど変化球も効果的に決まり3回を44球、被安打1、無四球、無失点の好投を披露。
見事に首脳陣の期待に応えた右腕は降板後、「急遽の先発にはなりましたが、これまでファームで取り組んできたことを、初回から出し切ろうと思ってマウンドに上がっていました。真っすぐの逆球や、フォークが浮いてしまったところなどは修正していかないといけませんが、全体的にはしっかりとゾーンで勝負できていたと思いますし、自分らしいピッチングというのは出来たと思います」と自身の投球を振り返った。
しかし、1点リードで迎えた4回、山﨑颯の後を受けた2番手・山﨑福也が6連打と打ち込まれ1イニング持たずに降板すると、二死三塁から登板した村西良太も適時打を打たれ一挙5失点。6点ビハインドとなった6回には中川圭太に4号3ランが飛び出し一時3点差まで追い上げたが、投手陣が踏ん張りきれずに突き放された。
水本勝己監督代行は、スクランブル登板に3回無失点の好投を見せた山﨑颯について「先発の調整もしてなかったので、(ファームで)球数はそんなに投げてなかった。彼の中で凄くやってくれたのは良かった」と評価。今回は予期せぬ緊急昇格となったが、「ファームの推薦があったので上げるつもりだった」という。
一方、試合当日に負傷し登板を回避した椋木については、「やろうと思ってやってることじゃないんですけど、これはプロ野球の世界なんで、あってはならないこと。管理の仕方、調整の仕方という部分で怪我というのは、みんなに迷惑がかかるし、そこのところをしっかり勉強して、二度と起こらないように。本人もそういう調整をしながらやってもらいたい気持ちが強い。プロとしてしっかり刻み込んで欲しい」と苦言を呈していた。
上位対決で痛い負け越しとなったが、「シーズン通して残り試合少ないので、何とかこの位置にいるので、そこをしっかり選手と僕たちが受け止めて、何とか縮めていく、粘っていくという気持ちを絶対に忘れないで欲しい。1年間終わってどこの位置にいるのかというのをみんなで話し合って、選手も感じて欲しい。もう少ししたら監督も帰って来ますし、もう一度エンジンがかかる体制をとりたい」と語った。
来週は4位・楽天、5位・ロッテとビジター6連戦。CS出場権を争うライバルたちとの直接対決で、再び巻き返しを図っていく。
取材・文=どら増田
<24回戦・京セラD大阪>
オリックスは1勝1敗で迎えた西武とのカード3戦目を落とし、。連覇を目指すなか2位の背中も遠のく痛いカード負け越し。首位・ソフトバンクとのゲーム差は「3」に広がった。
本拠地3連戦の最終戦。オリックスは予告先発で発表されていたドラフト1位ルーキーの椋木蓮が登板日の朝に右足首を捻挫したため、急遽ファームから山﨑颯一郎を昇格させ先発起用した。
ベンチの期待を背負ってマウンドに上がった山﨑颯は、4月24日・ロッテ戦以来4カ月ぶりの一軍マウンドになったが、最速157キロのストレートを軸に、カーブ、カットボール、フォークなど変化球も効果的に決まり3回を44球、被安打1、無四球、無失点の好投を披露。
見事に首脳陣の期待に応えた右腕は降板後、「急遽の先発にはなりましたが、これまでファームで取り組んできたことを、初回から出し切ろうと思ってマウンドに上がっていました。真っすぐの逆球や、フォークが浮いてしまったところなどは修正していかないといけませんが、全体的にはしっかりとゾーンで勝負できていたと思いますし、自分らしいピッチングというのは出来たと思います」と自身の投球を振り返った。
しかし、1点リードで迎えた4回、山﨑颯の後を受けた2番手・山﨑福也が6連打と打ち込まれ1イニング持たずに降板すると、二死三塁から登板した村西良太も適時打を打たれ一挙5失点。6点ビハインドとなった6回には中川圭太に4号3ランが飛び出し一時3点差まで追い上げたが、投手陣が踏ん張りきれずに突き放された。
水本勝己監督代行は、スクランブル登板に3回無失点の好投を見せた山﨑颯について「先発の調整もしてなかったので、(ファームで)球数はそんなに投げてなかった。彼の中で凄くやってくれたのは良かった」と評価。今回は予期せぬ緊急昇格となったが、「ファームの推薦があったので上げるつもりだった」という。
一方、試合当日に負傷し登板を回避した椋木については、「やろうと思ってやってることじゃないんですけど、これはプロ野球の世界なんで、あってはならないこと。管理の仕方、調整の仕方という部分で怪我というのは、みんなに迷惑がかかるし、そこのところをしっかり勉強して、二度と起こらないように。本人もそういう調整をしながらやってもらいたい気持ちが強い。プロとしてしっかり刻み込んで欲しい」と苦言を呈していた。
上位対決で痛い負け越しとなったが、「シーズン通して残り試合少ないので、何とかこの位置にいるので、そこをしっかり選手と僕たちが受け止めて、何とか縮めていく、粘っていくという気持ちを絶対に忘れないで欲しい。1年間終わってどこの位置にいるのかというのをみんなで話し合って、選手も感じて欲しい。もう少ししたら監督も帰って来ますし、もう一度エンジンがかかる体制をとりたい」と語った。
来週は4位・楽天、5位・ロッテとビジター6連戦。CS出場権を争うライバルたちとの直接対決で、再び巻き返しを図っていく。
取材・文=どら増田