ニュース 2022.08.29. 16:29

2ケタ本塁打にリーチ ロッテ待望の高卒生え抜き長距離砲・山口航輝

無断転載禁止
ロッテ・山口航輝 (C) Kyodo News

自己最長の9試合連続「4番」


 頼みの助っ人コンビ、ブランドン・レアードとレオネス・マーティンの不調により、苦戦を強いられている今季のロッテ。

 そんな中、ここに来て新たな打線の軸として注目を浴びている選手がいる。8月19日から「4番」に固定されている、高卒4年目の山口航輝だ。




 現在のところ9試合連続で「4番」として出場しており、これは自己最長。実績ある井上晴哉の復帰後も打順は不動で、井口資仁監督ら首脳陣からの大きな期待感が垣間見える。

 2018年のドラフト4位で指名を受け、高卒2年目までは一軍出場ゼロ。それでも、昨季のキャンプとオープン戦で結果を残し、開幕スタメンを掴み取ると、その試合でプロ初安打をマーク。出場9試合目に初アーチも記録するなど、一時はスタメンに定着していた。

 ところが、シーズン通してその勢いを維持することはできず、78試合の出場で打率.207(203-42)と苦戦。それでも、チームの日本人選手では2位タイとなる9本塁打を放ち、長距離砲の片鱗を見せた。



 今季は新型コロナ陽性による離脱期間もあって、出場試合は74試合に留まっているものの、すでに昨季と並ぶ9本塁打を記録。打率も.260(219-57)と、確実性も身についてきた印象がある。

 ロッテの残る試合数は28。このまま起用が続けば、自身初の2ケタ本塁打到達はほぼ確実だろう。


高卒生え抜きの2ケタ本塁打は2014年が最後


 ロッテの生え抜き高卒選手による2ケタ本塁打到達は、2014年の今江敏晃が最後。それから7年間も誕生していない。

 ちなみに、ロッテより広い球場を本拠地としている球団でも、中日は福田永将(2019年)、阪神も中谷将大(2017年)、そして日本ハムでも近藤健介(2021年)が、生え抜きの高卒選手として2ケタ本塁打を記録している。

 直近7年で生え抜き高卒選手が2ケタ本塁打を記録していないのは、12球団でもロッテだけだ。


 ドラフトで高卒の野手を獲得していないわけではない。近年のドラフト1位だけを見ても、平沢大河(2015年)に安田尚憲(2017年)、藤原恭大(2018年)、そして松川虎生(2021年)と、むしろ高卒野手が多いくらいだ。

 とくに平沢や安田、藤原といった3人は、ドラフト1位で競合抽選になったほどの有望株。そんな彼らが誰ひとりとして2ケタ本塁打を達成していないのは、少し寂しいところもある。


 現在ロッテは5位だが、3位のオリックスとは4ゲーム差。最終盤の追い上げ次第では、クライマックスシリーズ出場も十分にあり得る。上位進出のためにも、山口の長打力は欠かせない。

 大事な試合での一発は、チームを上位に導く原動力となるとともに、山口本人の大きな自信につながっていくはず。来季以降、20本塁打、そして30本塁打と数を伸ばしていくためにも、残り試合での大暴れに期待がかかる。


文=BASEBALLKING編集部



【PR】千葉ロッテマリーンズを観戦するなら「DAZN Baseball」

吉井監督体制2年目を迎えるロッテ。"令和の怪物"佐々木朗希がエースとしてフル回転し、チームを悲願のリーグ制覇へ導けるか注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西