集中打浴び自身3連勝ならず

　楽天の田中将大投手（33）が3日、本拠地での日本ハム戦に先発し、6回途中4失点で降板。自身3連勝での今季9勝目とはならず、あと1勝に迫っていた日米通算190勝もお預けとなった。

　立ち上がりから多彩な球種を操る丁寧な投球で、4回まで1安打に抑える上々の立ち上がりを見せていたが、3点リードとなった直後の6回に日本ハム打線に捕まった。イニング先頭の8番・谷内亮太に中安打で出塁を許すと、続くアリスメンディ・アルカンタラに高めに抜けたスプリットを右中間席へ放り込まれ1点差に。

　1番・清宮幸太郎は空振り三振に退け、気合を入れ直すような仕草も見せていたが、二死後の3番・古川裕大から3連打を浴び同点となったところで降板。後を受けた2番手・宮森智志が田中将の残した逆転の走者の生還を許し、田中将には4失点が記録された。

　この日は5回2/3（108球）を投げ6安打4失点、6三振1四球の内容。好投から一転、まさかの逆転劇を許し、防御率は2.93から3.06に悪化した。