2022.09.06 18:00 | ||||
阪神タイガース | 6 | 終了 | 8 | 東京ヤクルトスワローズ |
甲子園 |
8月は月間打率.183の絶不調
ヤクルトは延長11回に塩見泰隆が決勝打を放ち、阪神との5時間17分の激闘に勝利。連敗を2でストップし、再び貯金を「22」に増やした。
試合中盤からシーソーゲームとなった一戦は5-5で延長戦に突入。ヤクルトは10回に長岡秀樹の適時打で勝ち越したが、直後の10回裏に雨中のマウンドとなったスコット・マクガフがリードを守りきれず失点。クローザーを投入しながら逃げ切りに失敗した。
それでも6-6で迎えた11回、安打と2つの四球で無死満塁のチャンスをつくり、4番・村上宗隆は空振り三振に倒れたが、途中出場していた5番・塩見泰隆が値千金の中前決勝タイムリー。最後はカウント2-2から浜地真澄が投じた5球目の内角低め148キロに詰まらされながらも、前進守備の間を抜くしぶとい一打で試合を決めた。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の五十嵐亮太さんは、「その前の空振りも含め、(塩見の)状態はそんなに良くなかったんですけど、どうにか前に飛ばすぞ!というところで打てたヒット」と決勝打を振り返り、「こういうところで打つというのは、本人の気持ちも良くなってくるでしょうし、これから上がってくるんじゃないか、というヒットだと思いました」と話した。
塩見は開幕から1番打者としてチームを牽引してきたが、8月は月間打率.183と低迷。9月に入ってからも当たりが戻らず、この試合前まで3試合11打数ノーヒットと苦しんでいた。
そんななか、この日は途中出場で3打数2安打2打点の活躍。チームを救った一打をキッカケに完全復調なるか、背番号9の打棒復活に期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』