○ DeNA 9 - 2 阪神 ●
<23回戦・横浜>
阪神は2位・DeNAとの直接対決2連戦の初戦を落とし、再び2位とのゲーム差を「5」に広げられた。
打線は初回、いきなり2者連続四球でチャンスを迎え、3番・近本光司の右前適時打と、4番・大山悠輔の右犠飛で幸先よく2点を先制。相手先発・上茶谷大河の立ち上がりを攻め立て、試合の主導権を握った。
しかし2回、3回と得点圏に走者を置きながら追加点を奪えず、4回はエンドランが失敗に終わり盗塁死。攻撃の歯車が噛み合わずゼロ行進が続き、試合の流れは徐々にDeNAへと傾いた。
阪神の先発・藤浪晋太郎は3回まで危なげない投球を見せていたが、4回に牧秀悟に甘く入ったフォークを左翼席へ放り込まれ1点差とされると、5回には不運な当たりもあって一死二・三塁のピンチを招き2度の暴投であっさり逆転。さらに3連打の猛攻を受けてノックアウトされた。
藤浪の後を受けた2番手・加治屋蓮も勢いづいたDeNA打線を止めることができず、5回裏だけで一挙7失点。藤浪は4回に史上154人目となる通算1000奪三振を達成したものの、4回1/3(76球)を投げ7安打7失点、1四球5三振の内容で4敗目(2勝)を喫した。