「8勝7敗、9勝6敗でまとめてきそう」
ソフトバンクはホームで西武に3連勝。
優勝を争うライバルを叩くことに成功し、これで2位とは2ゲーム差。15日の楽天戦で勝つか引き分けると、優勝マジックが点灯する。
14日の試合は打線が初回から西武のドラフト1位ルーキー・隅田知一郎に襲い掛かり、アルフレド・デスパイネの2点適時打で先制に成功。その後も牧原大成、正木智也、中村晃と立て続けに適時打が飛び出し、一挙5点の猛攻を見せた。
その後は立ち直った左腕を攻めあぐねたものの、8回に代打・柳町達が適時打を放ってダメ押し。投げては石川柊太が7回途中1失点の力投で、終わってみれば6-1の快勝。連勝を4に伸ばした。
上位3チームがゲーム差なしでひしめく大混戦だったパ・リーグだが、これでソフトバンクが少し抜け出し、2ゲーム差の2位にオリックス。さらに1ゲーム差で西武が続き、その後ろには0.5ゲーム差で楽天が迫るという構図になっている。
14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、ソフトバンクの優勝ラインとして「75勝」というところがひとつの目安として挙がった。
ソフトバンクは現在68勝58敗2分で、残り15試合を7勝8敗と五分を割っても到達。しかし、ライバルたちを見るとオリックスが75勝に達するには7勝4敗が必要で、西武は8勝2敗、楽天は11勝4敗と大きな勝ち越しが必要になる。
もしソフトバンクが残る15試合に勝ち越せば、そのラインはさらに引きあがる。マジック点灯も目前とあって、優勝争いはソフトバンクに大きく傾いたと言っていい。
番組に出演した金村義明氏も「ここ一番の集中力と、優勝経験が豊富なところですよね。ライバル相手に3連勝。やっぱりさすがだなと」とし、ソフトバンクが持つ"地力"を強調。
つづけて「勢いもありますし、ソフトバンクは8勝7敗や、9勝6敗でまとめてきそうですよね。また、明日マジックがついたりすれば、チームも乗りますから。わっせわっせで一気に加速していくのかなと」と語り、明確な数字が出現することがチームにとって燃料になるのではないかと解説した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』