昨季から「コーチ兼任」で後進育成
オリックスは15日、能見篤史投手(43)が今季限りで現役を引退することを発表した。
能見は鳥取城北高から大阪ガスを経て、2004年のドラフト自由枠で阪神に入団。2ケタ勝利を5度達成するなど先発ローテーションの柱として長らく活躍し、18年からはリリーフ投手として第一線で腕を振り続けた。
20年限りで阪神を退団し、21年からは同じ近畿圏を本拠地とするオリックスへ「投手コーチ兼任」という肩書で加入。後進の育成にも携わりながら、昨季は26試合、今季は4試合に登板した。
プロ18年間の通算成績は473試合に登板し、1742回2/3、防御率3.35、104勝93敗、56ホールド4セーブ、1516三振。
かつて同じタテジマのユニフォームに袖を通していた球界最年長の中日・福留孝介(45歳)に続く形で、最年長投手の能見も今季限りで第一線から退くことになった。