勝敗を分けた継投の判断
DeNAは広島に逆転で敗れ2連敗。中日に敗れたヤクルトとのゲーム差を詰めることはできなかった。
1-2で迎えた6回、二死から宮﨑敏郎の二塁打とネフタリ・ソトの15号2ランで逆転。しかし、7回に続投した先発の濵口遥大が、小園海斗と會澤翼に連打されて同点に追いつかれると、2番手の伊勢大夢は二死から羽月隆太郎、西川龍馬、マクブルームに3連打を許し、この回3失点で逆転を許した。
2点ビハインドとなったDeNA打線は、7回二死一・二塁、9回二死満塁の絶好機をつくったが、いずれも4番の牧秀悟が打ち取られゲームセット。10連戦の初戦を落とした。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した真中満氏は「先発の濵口が6回2失点で7回から伊勢を投入という判断は(10連戦の初戦という)台所事情と言いますか、ちょっと難しかったのでは思いましたね。3連戦とかならいけると思うんですが…落とせない試合というのもあるんですけど、残り9試合あると考えると投手起用は難しくなりますよね」と、リリーフ陣への負担を考えた続投であったことを説明し、三浦監督の判断に理解を示した。
同じく番組に出演した井端弘和氏も「いろいろな打順の巡りもあった中での続投の選択だったので致し方ないとは思います。これまでも連戦をやってきましたので、やっぱり(中継ぎを)使わないでなんとか勝ちたいというのはあったと思います」と、真中氏の意見に同調した。
DeNAは新型コロナウイルスの影響や雨天中止によって、9月は当初の日程に12試合が追加され30日間で27試合を行う過密スケジュールが続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』