2022.09.17 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 10 | 広島東洋カープ |
横浜 |
● DeNA 3 - 10 広島 ○
<25回戦・横浜>
DeNAは2試合続けて先制点を奪った。闘志も見せた。しかしアクシデントと記録に残らないミスが絡み、最後は大差の敗戦となった。
初回は1番・桑原将志と2番・大田泰示のコンビが、制球の定まらない広島先発・玉村昇悟から連続四球を選び、昨日は4番の働きを見せられなかった牧秀悟が左越え適時二塁打を放ち幸先よく先制。続く宮﨑敏郎もしぶとく右前へ運ぶ適時打で通算1000安打を達成するなど、上々の入りを見せた。
今シーズン初登板初先発の阪口皓亮が3回に逆転を許し、4回から投入した2番手・京山将弥は打球を右肘に受け負傷降板。予期せぬ展開もあったが、緊急登板した中川虎大が2イニングを無失点に抑える好救援を見せ、打線も5回に同点に追いつき、流れを取り戻したかと思われた。
しかし、3-3で迎えた6回に落とし穴が待っていた。勝ちパターンの入江大生がいきなり西川龍馬に二塁打を許すと、マクブルームのピッチャーへの打球を入江が右手で抑えたが内野安打となりピンチ拡大。松山竜平の内野ゴロの間に勝ち越しを許し、二死満塁から代打・堂林翔太のタイムリーを打たれ、この回3失点と突き放された。
手放した主導権が戻ってくることはなく、6回以降は打線が広島リリーフ陣の前に1安打どまり。8回にはダメ押し点も奪われ3連敗となった。
試合後、三浦監督は4回から継投した判断について、「(阪口は)内容も良くなく高めに浮き出した。京山もスタンバイさせてましたので、引っ張らずにすぐっていう予定ではありました」とプラン通りだったと説明。しかし、その京山が思わぬ負傷降板を強いられ、「右肘に当たったので、場所が場所だけに、交代させざるを得なかった。ちょっとどころではなく、非常に痛かった」と悔やんだ。
継投に狂いが生じたこともあり、試合後半は投手のやりくりに苦戦。「入江もうまく行けば2イニングって考えもあったんですけど、あの内容ではさすがに…平田も最後ああいう形で行ってもらいましたけどね。うん…みんなしんどいのはわかってますから」と振り返った。
3失点した6回は、無死一・三塁で1点を諦めるシフトを敷いていた中で、松山竜平のゴロを遊撃手・大和が捌ききれず併殺を取り損ねたプレーが後の失点につながってしまった。
指揮官は「難しいハーフバウンドではありましたけど、それ以外ではファインプレーで助けてもらってますし」とかばいながらも、「まぁ流れ的にもああいうところはね、悪くなるのはあります。もう一回またやり直しです。やり直して原点に戻るじゃないですけど、ミスを減らしていくしかないです」と凡事徹底を説いた。
大差の敗戦となったが、桑原将志のフェンスを恐れぬプレー、大田泰示の送りバント、入江の素手キャッチ、連投でありながら8回から2イニングを投げきった平田真吾など、ナインが闘志溢れるプレーを見せ、ファンの喝采を浴びていたことも事実。
三浦監督は「最後はああ言う点差になりましたけど、下を向く選手はいないですし、現実の中でできることにトライしてくれてます。もちろん全部ができるわけでもないですけれども、まだまだ終わってないですし、ファンの方も最後まで応援してくれてます。このファンの方の期待にまた応えられるように、明日からやっていきます。シーズン途中ですから!」と闘志を露わにした。
反撃を掲げたシーズンの集大成に向け、まだまだ諦めるわけにはいかない。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<25回戦・横浜>
DeNAは2試合続けて先制点を奪った。闘志も見せた。しかしアクシデントと記録に残らないミスが絡み、最後は大差の敗戦となった。
初回は1番・桑原将志と2番・大田泰示のコンビが、制球の定まらない広島先発・玉村昇悟から連続四球を選び、昨日は4番の働きを見せられなかった牧秀悟が左越え適時二塁打を放ち幸先よく先制。続く宮﨑敏郎もしぶとく右前へ運ぶ適時打で通算1000安打を達成するなど、上々の入りを見せた。
今シーズン初登板初先発の阪口皓亮が3回に逆転を許し、4回から投入した2番手・京山将弥は打球を右肘に受け負傷降板。予期せぬ展開もあったが、緊急登板した中川虎大が2イニングを無失点に抑える好救援を見せ、打線も5回に同点に追いつき、流れを取り戻したかと思われた。
しかし、3-3で迎えた6回に落とし穴が待っていた。勝ちパターンの入江大生がいきなり西川龍馬に二塁打を許すと、マクブルームのピッチャーへの打球を入江が右手で抑えたが内野安打となりピンチ拡大。松山竜平の内野ゴロの間に勝ち越しを許し、二死満塁から代打・堂林翔太のタイムリーを打たれ、この回3失点と突き放された。
手放した主導権が戻ってくることはなく、6回以降は打線が広島リリーフ陣の前に1安打どまり。8回にはダメ押し点も奪われ3連敗となった。
アクシデントに指揮官「痛かった」
試合後、三浦監督は4回から継投した判断について、「(阪口は)内容も良くなく高めに浮き出した。京山もスタンバイさせてましたので、引っ張らずにすぐっていう予定ではありました」とプラン通りだったと説明。しかし、その京山が思わぬ負傷降板を強いられ、「右肘に当たったので、場所が場所だけに、交代させざるを得なかった。ちょっとどころではなく、非常に痛かった」と悔やんだ。
継投に狂いが生じたこともあり、試合後半は投手のやりくりに苦戦。「入江もうまく行けば2イニングって考えもあったんですけど、あの内容ではさすがに…平田も最後ああいう形で行ってもらいましたけどね。うん…みんなしんどいのはわかってますから」と振り返った。
3失点した6回は、無死一・三塁で1点を諦めるシフトを敷いていた中で、松山竜平のゴロを遊撃手・大和が捌ききれず併殺を取り損ねたプレーが後の失点につながってしまった。
指揮官は「難しいハーフバウンドではありましたけど、それ以外ではファインプレーで助けてもらってますし」とかばいながらも、「まぁ流れ的にもああいうところはね、悪くなるのはあります。もう一回またやり直しです。やり直して原点に戻るじゃないですけど、ミスを減らしていくしかないです」と凡事徹底を説いた。
大差の敗戦となったが、桑原将志のフェンスを恐れぬプレー、大田泰示の送りバント、入江の素手キャッチ、連投でありながら8回から2イニングを投げきった平田真吾など、ナインが闘志溢れるプレーを見せ、ファンの喝采を浴びていたことも事実。
三浦監督は「最後はああ言う点差になりましたけど、下を向く選手はいないですし、現実の中でできることにトライしてくれてます。もちろん全部ができるわけでもないですけれども、まだまだ終わってないですし、ファンの方も最後まで応援してくれてます。このファンの方の期待にまた応えられるように、明日からやっていきます。シーズン途中ですから!」と闘志を露わにした。
反撃を掲げたシーズンの集大成に向け、まだまだ諦めるわけにはいかない。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)