「コツをつかんだように見える」
日本ハムは16安打14得点でロッテに大勝。清宮幸太郎はプロ初の満塁弾を含む4安打、自己最多6打点を記録した。
「2番・一塁」で先発出場した清宮は、初回無死一塁でセンター前ヒットを放ち、2回は二死満塁でプロ初となる18号満塁弾を右翼席へ放った。さらに、4回は無死二塁でセンターへのタイムリーヒットを放ち、7回にも二死一・二塁からレフトへの適時打を記録。プロ初の1試合4安打、自己最多を更新する6打点の大暴れ。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「打席の中でバタバタ動かなくなって、しっかりと構えたらピタッと止まるようになってきましたね。(これまでは)バタついて動いてばっかりいたのでこれは来年につながるといいですね」と、打撃面の成長を指摘。
番組MCを務めた大久保博元氏も「ちょっとコツをつかんだように見えますよね」と同調。「ただ、大事なのは練習ですよ。今は55本打ってる人がいるので目立ちませんが、(プロで)18本打つのはなかなかできない。ちょうどいい状態をつかんだんですから、(その感覚を忘れないように)今日は寝ないで打ってるくらいじゃないと。とにかく打てなくてもいい感じをつかむために練習すればこの選手はまだまだ打ちますよ」と、さらなる成長に期待を込めた。
4年目の清宮は今季、127試合に出場し、打率.218、87安打、18本塁打、53打点といずれもキャリアベストの数字を記録。長打率はリーグ8位の.431をマークするなどスラッガーとしての才能が開花しつつある。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』