退団会見を開いたソフトバンク・松田宣浩[球団提供]

◆「球団をはじめNPBであったり選手会の皆さんに動いていただき…」

 ソフトバンクの松田宣浩選手(39)は28日、今シーズン限りでソフトバンクを退団し、来季以降はNPBの他球団で現役続行を目指す意志を表明した。

 松田は中京高から亜細亜大を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団。レギュラー選手として7度の日本一に貢献するなど、プロ通算17年間で1910試合に出場し打率.265、1831安打、301本塁打、991打点をマークしてきたが、今季は自己最少の43試合の出場に止まり、打率.204、0本塁打と振るわず、9月8日には出場選手登録を抹消されファームに降格していた。

 会見を開いた松田は、出場選手登録を抹消される前日9月7日に球団から“来季構想外”を伝えられていたことを明かし、「自分はまだまだ野球が大好き、まだまだ身体が元気。大好きな野球を辞めるという気持ちには至らなかったということもあり、11連戦が終わった次の日に現役を続行させていただきますということをご報告をさせていただきました」と話した。

 NPBでは“戦力外通告”の通告期間がレギュラーシーズン終了の翌日からと定められており、今季であれば10月3日~同7日が第1次通告期間となるが、「それでは最後の姿を見せることなくホークスのユニフォームを脱いでしまう。それだけはやめたいなという思いがありまして、球団をはじめNPBであったり選手会の皆さんに動いていただき、このような形でご報告させていただくことになりました」と松田。異例の“前倒し発表”となった経緯も自らの言葉で説明した。

 松田がソフトバンクのユニフォームを着用して臨むラストゲームは、10月1日(土)にタマスタ筑後で行われる中日との二軍公式戦。当日は来場者に「松田選手ありがとう応援ボード」が配布され、試合終了後に松田がファンへ挨拶する機会も設けられることになった。

 「10月1日の土曜日にホークスでの最後の試合という形で球団の方にご用意していただきました。しっかり練習していいところを見せられるように準備して頑張っていきたい」

 来季については、NPB限定で現役続行を目指すとのこと。現時点で今冬の12球団合同トライアウトに参加する予定はなく、他11球団からのオファーを待つことになる。

この記事を書いたのは

藤田皓己

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