2022.10.13 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 4 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
【パCSファイナルステージ第2戦】
○ オリックス 4 - 3 ソフトバンク ●
<10月13日 京セラD大阪>
オリックスの“ラオウ”こと杉本裕太郎が『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージで、2戦合計7打数5安打の打率.714、1本塁打、5打点と大暴れ。日本シリーズ進出とともに、2年連続でCSのMVP獲得も見えてきた。
昨季本塁打王に輝いた杉本は、今季打率.235、15本塁打、51打点と、大幅に数字を落とす苦しいシーズンだった。順位争いが佳境に入った後半戦でファーム降格も味わったが、中嶋聡監督はシーズン最終盤に一軍に呼び戻し、優勝メンバーの一人に加えさせた。
そんな指揮官の気持ちに応えたかったのだろう。CSファイナル第2戦では、同点で迎えた5回にソフトバンク3番手・大関友久から左翼席へ決勝2ランを放ち、日本シリーズ進出に王手をかける一戦で勝利に貢献。
杉本は「完璧でしたし、コトイチ(今年一番)だと思います!甘く入って来たボールをしっかりと1球で仕留めることが出来てよかったです!」と渾身の一撃を振り返った。
自身2カ月ぶりのホームランとあって、お馴染みの“昇天ポーズ”もに気合いが入った。「久しぶりだったので気持ち良かったです。今年に入ってから皆さん一緒にめっちゃやってくれるなと思っていたので、こういう大きい舞台でファンの皆さんとできて嬉しかった」と笑みを浮かべた。
今シリーズは2試合連続のマルチ安打&打点と好成績を残しているものの、「良くなったなと思ったらおかしくなるのが僕なんで。明日からも謙虚に行きたいと思います」と引き締めも忘れない。
一発を放った打席は「2安打しているからもういいや」という気楽な気持ちで打席に入ったとも話していたが、「打てなかったら、次打たなきゃ打たなきゃというのが出てしまう時があるので、打てている時でもあまり欲を出さずにいけたらいいんですけど、難しいですね」と気持ちの変化に対する苦悩も明かした。
昨秋とは異なり、苦悩の末に秋の舞台に戻ってきた杉本は「いっぱい悔しい思いをしましたけど、こうやってCSでやり返すチャンスをいただいているので、CSから絶対にやり返してやろうとずっと思ってましたし、いま結果として出ているので、悔しさを忘れずに“コトイチ”を増やしていきたい」とさらなる活躍を誓った。
ポストシーズンでは球場に一体感を生む“昇天ポーズ”をたくさん見せてもらいたい。
取材・文=どら増田
○ オリックス 4 - 3 ソフトバンク ●
<10月13日 京セラD大阪>
オリックスの“ラオウ”こと杉本裕太郎が『2022 パーソル クライマックスシリーズ パ』ファイナルステージで、2戦合計7打数5安打の打率.714、1本塁打、5打点と大暴れ。日本シリーズ進出とともに、2年連続でCSのMVP獲得も見えてきた。
昨季本塁打王に輝いた杉本は、今季打率.235、15本塁打、51打点と、大幅に数字を落とす苦しいシーズンだった。順位争いが佳境に入った後半戦でファーム降格も味わったが、中嶋聡監督はシーズン最終盤に一軍に呼び戻し、優勝メンバーの一人に加えさせた。
そんな指揮官の気持ちに応えたかったのだろう。CSファイナル第2戦では、同点で迎えた5回にソフトバンク3番手・大関友久から左翼席へ決勝2ランを放ち、日本シリーズ進出に王手をかける一戦で勝利に貢献。
杉本は「完璧でしたし、コトイチ(今年一番)だと思います!甘く入って来たボールをしっかりと1球で仕留めることが出来てよかったです!」と渾身の一撃を振り返った。
自身2カ月ぶりのホームランとあって、お馴染みの“昇天ポーズ”もに気合いが入った。「久しぶりだったので気持ち良かったです。今年に入ってから皆さん一緒にめっちゃやってくれるなと思っていたので、こういう大きい舞台でファンの皆さんとできて嬉しかった」と笑みを浮かべた。
今シリーズは2試合連続のマルチ安打&打点と好成績を残しているものの、「良くなったなと思ったらおかしくなるのが僕なんで。明日からも謙虚に行きたいと思います」と引き締めも忘れない。
一発を放った打席は「2安打しているからもういいや」という気楽な気持ちで打席に入ったとも話していたが、「打てなかったら、次打たなきゃ打たなきゃというのが出てしまう時があるので、打てている時でもあまり欲を出さずにいけたらいいんですけど、難しいですね」と気持ちの変化に対する苦悩も明かした。
昨秋とは異なり、苦悩の末に秋の舞台に戻ってきた杉本は「いっぱい悔しい思いをしましたけど、こうやってCSでやり返すチャンスをいただいているので、CSから絶対にやり返してやろうとずっと思ってましたし、いま結果として出ているので、悔しさを忘れずに“コトイチ”を増やしていきたい」とさらなる活躍を誓った。
ポストシーズンでは球場に一体感を生む“昇天ポーズ”をたくさん見せてもらいたい。
取材・文=どら増田