ニュース 2022.10.28. 06:29

解説陣も「痺れた」…オリックス・吉田正尚のひと振りに感嘆の声

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オリックス・吉田正尚 (C) Kyodo News

「やっぱりさすが」の一撃


 『SMBC日本シリーズ2022』は27日に京セラドーム大阪で第5戦が行われ、オリックスが6-4でサヨナラ勝ち。

 これでシリーズの対戦成績を2勝2敗1分とし、五分に戻して敵地・神宮に乗り込むことに成功した。




 この日は先発の田嶋大樹が初回・2回と立て続けに失点を喫する苦しい展開。それでも、4回に紅林弘太郎と若月健矢の連続適時打で試合を振り出しに戻す。

 田嶋は4回途中でピンチを作って降板となるが、一死一・三塁から登板した比嘉幹貴がホセ・オスナを注文通りの併殺に仕留める好リリーフ。その直後、4番の吉田正尚が山下輝からバックスクリーン右に叩き込むシリーズ1号を放ち、ついに試合をひっくり返した。

 ところが6回表、近藤大亮が一死から中村悠平に二塁打を浴びてピンチ。二死とした後、長岡秀樹の詰まった当たりは二塁手と右翼手の間にポトリ。アンラッキーな安打で同点とされると、塩見泰隆も打ち取りながらボテボテの打球が内野安打となり、一・二塁から青木宣親には右翼線突破の二塁打。不運が重なり、2失点で逆転を許してしまった。

 6回以降の3イニングはヤクルトのリリーフ陣を攻めきれず、試合は1点ビハインドのまま9回へ。マウンドには守護神スコット・マクガフが登場する。それでも、代打の安達了一が四球をもぎ取ると、福田周平は犠打で送って一死二塁。一打同点のチャンスを作る。

 打席の西野真弘は空振り2つで追い込まれたが、3球目の速球に食らいついて弾き返した打球はピッチャーを強襲。マクガフは慌ててボールを拾って一塁送球を試みるも、これが悪送球となって二塁から安達が生還。土壇場で4-4と追いついた。

 中川圭太は三振で二死一塁となるが、ここで打席には主砲・吉田正。1ストライクから甘く入った変化球を完璧にとらえると、打球はライトスタンドの上段まで届くサヨナラ2ラン。シーソーゲームを制したオリックスが劇的勝利を収め、シリーズの成績を2勝2敗1分のタイに戻した。


 27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、“これぞ4番”のはたらきを見せた吉田正には脱帽。番組MCを務めた高木豊氏が「この場面で打つんですから。カッコ良いよね」と語れば、真中満氏も「痺れました」と素直な感想を口にした。

 打った瞬間のガッツポーズと、その後ろには手を挙げて総立ちのスタンド。真中氏は「オリックスファンみんなが期待をしている中でのひと振り。このシリーズは吉田正尚と村上宗隆の“競演”という部分も注目ポイントだったと思うんですが、ここまで苦しんできた中、こういうところで結果を残す吉田はやっぱりさすがですよね」と、そのスゴさを解説する。

 また、岩本勉氏はヒーローインタビューに注目しながら「普段は口数が少ない選手なんですが、“感無量”という言葉を何度も使っていたんですよね。みなさんは“感無量だな”と感じたことが最近ありましたか?」と出演者に逆質問。

 最後は「野球選手としての幸せを噛みしめた瞬間だったと思う。吉田の目も輝いていましたので、これは1日休んでの第6戦と第7戦も吉田正尚の活躍が見られるのかなと思いましたね」とまとめ、この日の爆発を皮切りに、今後のさらなる大暴れにも期待を膨らませた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』



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