ニュース 2022.11.02. 07:29

“オリの救世主”宇田川が大車輪の働き…来季の目標は「開幕一軍」新人王資格も

無断転載禁止
見事なリリーフを見せた宇田川優希 (C) Kyodo News

首脳陣も認める貢献度


 今年7月の支配下昇格から約3カ月…。宇田川優希は日本一に輝いたオリックスの“剛腕リリーバー”として、その名を轟かせた。

 8月3日・西武戦で2三振含む三者凡退のデビューを飾ると、同21日以降は13試合連続無失点でレギュラーシーズンを走り抜け、気付けば“勝ちパターン”の一角に。ポストシーズンでは一段と輝きを放ち、クライマックスシリーズ2試合、日本シリーズ4試合をすべて無失点に抑えた。

 150キロ超のストレートと、大きく落ちるフォークのコンビネーションはもちろん、イニング跨ぎを厭わないタフさも武器で、試合後半の勝負どころで幾度となく相手打線を制圧。中嶋聡監督と能見篤史投手兼任コーチが、日本シリーズを勝ち抜いた「ポイント」として宇田川の名前を挙げる程の貢献度だった。


やっぱり難しいイニング跨ぎ


 日本一という最高の形でシーズンを終え、宇田川は「すごく嬉しい気持ちと、ホッとした気持ちがある」と率直な思いを口にしつつ、「ピンチの場面でこそ自分の投球ができたので、そこは4試合通して良かったかなと思ってます」と、自身の投球を振り返った。

 日本シリーズでは4登板のうち、第4戦と第7戦でイニングを跨ぐ好リリーフを見せたが、「基本自分は1イニングかなと思って投げている」そうで、イニングを投げ終えベンチに帰ってから“続投”を知らされ、自軍の攻撃中に気持ちを作り直しているとのこと。

 「体力面は大丈夫だけど、その後の気持ちの作り方が難しいかなって。高山投手コーチには『インターバルの時間を上手く使えよ』と言われて、その前の回を本当に“無し”にして、また1イニングという風に投げている」

 そんなタフネス右腕も、京セラD大阪での最終戦となったシリーズ第5戦はベンチ入りメンバーから外された。緊張状態で登板を続けていたことで精神的な消耗もあったようで、神宮での第6・7戦を前に休養日を確保したことで「本当にリフレッシュできて、また頑張ろうという気になれた」という。

堅実に課題を見つめる守護神候補


 レギュラーシーズンでは19試合に登板し防御率0.81と、短期間に強烈なインパクトを残したが、大卒2年目の宇田川は来季の新人王資格も保有している“ルーキー”。

 「今年は勢いでいった部分もありますけど、来年は前半から開幕一軍を目指して、このオフシーズン頑張ろうと思っています。前半から(一軍に)いたら難しい部分もたくさん出て来ると思う。体力面がいちばんの課題になると思うので、いつでも投げられるような体づくりをしたい」と、シーズン終了と同時に自己分析し、早速オフの課題克服を見据えている。

 あくまで次なる目標は開幕一軍。まだフル稼働した経験がないだけに、これぐらいの目標値がちょうどいいのだろう。近未来の守護神候補として2023年をさらなる飛躍の年にしたい。

取材・文=どら増田

【PR】オリックス・バファローズを観戦するなら「DAZN Baseball」

今季リーグ4連覇と日本一奪還を目指すオリックス。エースの山本由伸が抜けた穴を埋めるのは宮城大弥か山下舜平大か先発陣の活躍に注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西