○ イチロー選抜KOBE CHIBEN 7 － 1 高校野球女子選抜 ●
＜3日・東京ドーム＞

　イチロー選抜 KOBE CHIBENの「4番・遊撃」で先発出場した松坂大輔さんが3日、高校野球女子選抜戦で3安打1打点の活躍を見せた。

　松坂さんはこの一戦に向けて、「野球の練習は場所がないとできなかったので、家の周りを走ったり、家の中で素振りをしたり、基本的にはそう言う事をメインにやってました。室内練習場の予約が取れれば友達にノックを打ってもらったりとか、昨日も2時間みっちりノックをメインにやりました」とみっちりと調整してきた。

　この日の試合前練習のフリー打撃では、序盤金属バットで打っていたが「イチローさんは、ポンポンホームランを打つのはわかっていたので、僕も何本かホームラン打ちたいなと。一昨日イチローさんに打撃練習の時金属バット使って良いですか？と聞いて。何本か入ったので、（金属で21スイング中、3本の柵越え）あとはもう試合に向けて木に変えました」と明かした。

　松坂さんが「4番・遊撃」、イチローさんが「9番・投手」で先発。イチローさんも松坂さんとプレーするのが夢だったという。それを受けて、松坂さんは「去年引退セレモニー終わってロッカーに戻ったらこのユニフォーム（KOBECHIBEN）が置いてあったので、そう言う事なんだなと思いました。でもこんなにすぐ機会がくると思っていなかったですね」と驚いた様子。

　試合では、3安打1打点の活躍。松坂さんは「基本的には打球をあげようとしたんですけど、ライナー気味の打球が行ってしまいました。フライを打ちに行っていたのですが中々難しいですね」と振り返った。

　また、守備についても「どちらかというと守りの方が心配だったので。出来る限りするようにはして来ましたけど、不安しかなかったですね。動けても、投げる方が心配でした。最後の方は抜けてしまってイチローさんの球数を増やしてしまって申し訳なかったですけど、1試合もって良かったです」と話していた。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）