指揮官「自らの投球で重要な役割を勝ち取った」
パドレスのロベルト・スアレス投手(31)が10日(日本時間11日)、同球団と来季から5年総額4600万ドル(約65億3000万円)で契約延長に合意したと複数の米メディアが伝えた。
スアレスは2016年から2019年までソフトバンクでプレー。2020年に阪神へ移籍し、2年連続でセ・リーグのセーブ王に輝いた。昨オフ、パドレスと契約し31歳でメジャーデビュー。開幕戦での初登板は3者連続四死球の大乱調スタートとなったが、ここから好リリーフを積み重ね9月以降は13試合連続無失点のままレギュラーシーズンを終えた。
1年目は45試合にリリーフ登板し、5勝1敗1セーブ、防御率2.27の好成績。ポストシーズンでは160キロを超える速球とチェンジアップを武器に、守護神・ヘイダーにつなぐセットアッパーとして君臨。パドレスを率いるメルビン監督は「彼は自らの投球で重要な役割を勝ち取った」と、日に日に頼もしさを増す右腕を絶賛した。
シーズン終了後の11月7日(同8日)、自身が持つ来季年俸500万ドル(約7億1000万円)の選手オプション契約を破棄。FA後も継続していた残留交渉が実り、5年総額4600万ドルの大幅昇給を勝ち取った。リリーフ投手としては異例の長期契約。「パドレスは将来のクローザー候補としても見ている可能性もある」と報じられた。
1年でつかんだアメリカンドリーム。これには阪神ファンからも「スアレスすげえわ」「スアちゃん大きくなったな」「5年65億はやばすぎ」と祝福コメントが相次いだ。