ロッテ・髙部瑛斗

 14日に2022年度の三井ゴールデン・グラブ賞の受賞選手が発表され、ロッテからは髙部瑛斗外野手が初受賞を果たした。

 髙部は球団を通じて「プロ入りの時からずっと目指してきた賞ですので、皆様に選んでいただき受賞することができてとても嬉しいです。これからもこの賞を受賞できる選手になるためにしっかりと練習に精進して取り組んでいきます」とコメントした。

 振り返れば、2020年の新人合同自主トレからマリーンズファンの前で高い守備を披露していた。ノック中、センターからホームにダイレクト送球すると、ZOZOマリンスタジアムに新人合同自主トレの観戦に訪れたマリーンズファンから大きな歓声が起こった。

 当時髙部は「ちょっと照れてしまって反応できなかったのですけど、次からはしっかり反応できるように。後押ししていただいたので、すごく嬉しかったです」と喜んでいた。

 あれから2年。レギュラーに定着した今季は、4月24日のオリックス戦で吉田正尚が放ったレフト前の安打でホームを狙った二塁走者の福田周平をホームで刺せば、6月19日の日本ハム戦では杉谷拳士がセンター前に放った打球をセンターから矢のような送球で本塁を狙った二塁走者・野村佑希をホームタッチアウトにするなど、外野手部門リーグ2位の9補殺。

 そして、広い守備範囲で投手陣を何度も救った。5月3日の西武戦では源田壮亮がセンター前に放った飛球をスライディングキャッチすれば、同日の試合で山田遥楓が左中間に放った打球をセンター・髙部がダイビングキャッチ。さらに6月26日のオリックス戦では紅林弘太郎が放った右中間の打球に瞬足を飛ばしてランニングキャッチした。

 シーズン序盤はミスがあったものの、シーズン通してみれば、高い守備を披露したといえる。荻野貴司が不在だった前半戦はレフトを守り、荻野が復帰してからはセンターを守った。髙部はシーズン中の取材で「いろんな球場、慣れない景色で難しさは感じていますけど、試合を重ねるごとに少しずつ慣れてきて、それを克服しながら日々やっていっている感じです」と話し、試合前の練習ではセンター、レフトで打球捕を受けるなど、試合に向けてしっかり準備した。

 プロ3年目の今季、盗塁王のタイトルに加え、ゴールデン・グラブ賞を受賞した髙部。来季以降もマリーンズファン、そして他球団のファンが驚くような守備を見せて欲しいところだ。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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