覇権奪還のピースに
DeNAからソフトバンクへFA移籍した嶺井博希選手の入団会見が23日に行われた。
嶺井は沖縄尚学高から亜細亜大を経て、2013年のドラフト3位でDeNAに入団した捕手。持ち前の守備力の高さと意外性のある打撃を武器に、9年間で通算472試合に出場し、このオフに今季取得した国内FA権を行使していた。
「(ソフトバンクは)対戦していてすごくいいチームだとずっと感じていた。ベイスターズにもお世話になったんですけど、今後の人生を考えたときに、色々経験して挑戦していきたいという思いが強かった」と、今回のFA移籍について説明。
ソフトバンクでは、日本代表にも選出されている甲斐拓也選手とのポジション争いが待ち受けているが、「いろいろ学びながらやっていきたいと思いますけど、勝負の世界なので。しっかり自分らしさをアピールして勝負していけたらと思います」と定位置奪取への思いを滲ませた。
会見に同席した三笠杉彦GMは「長いシーズン、コンスタントに勝利を重ねて優勝に向かっていくためには、実力のあるキャッチャーが1人来てくれるといいなと考えていた」と補強に至った経緯を語り、「ホークスに良いものを色々と還元してほしい」と新戦力に期待。
嶺井は「リーグ優勝、日本一、そのひとつのピースになれるように頑張っていきたい」と新天地での活躍を誓った。