「今年は使命感を持ちながら」
プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日に開催され、セ・リーグ新人王に巨人の大勢投手(23)、パ・リーグ新人王に西武の水上由伸投手(24)が選出された。
水上は帝京三高から四国学院大を経て、20年育成ドラフト5位で西武に入団。ルーキーイヤーの昨季途中に支配下昇格を果たすと、プロ2年目の今季は60試合に登板し防御率1.77の好成績をマーク。リーグ最多タイの35ホールドポイントを挙げ、同僚の平良海馬投手とともに「最優秀中継ぎ投手賞」も受賞した。
新人王争いを巡っては、オリックスの阿部翔太投手(30)も有力候補と見られていたが、有効投票数267のうち、177票を水上が獲得し圧勝。阿部は58票で2位だった。
壇上に上がった水上は「去年経験できたぶん、今年はもっと投げなきゃいけないという使命感を持ちながらシーズンを戦っていました」と飛躍したプロ2年目を振り返り、新人王については「開幕してから密かに自分の中では狙っていた」とコメント。
「平良からは新人王を取れるように頑張ろうと言われていたので、平良にいい報告が出来て良かったです。平良が本気を出したら僕の最優秀中継ぎはなかったと思うので、追いつけるように頑張ります」と、ブルペンで切磋琢磨してきた同僚の存在にも言及し、受賞の喜びを噛み締めた。
▼「新人王」投票内訳
水上由伸 (西)177票
阿部翔太 (オ)58票
大関友久 (ソ)10票
松川虎生 (ロ)7票
上川畑大悟(日)5票
野村 勇 (ソ)3票
柳町 達 (ソ)3票
宮森智志 (楽)2票
該当者なし 2票