3シーズンぶりに韓国復帰
今季限りで阪神を退団したラウル・アルカンタラ投手(30)が、韓国リーグ(KBO)の斗山ベアーズと総額90万ドル(約1億2000万円)で2023年シーズンの契約に合意したようだ。9日に複数の現地メディアが報じている。
ドミニカ共和国出身のアルカンタラは、20年に斗山で20勝を挙げ、日本の投手最高の栄誉“沢村賞”にあたる「チェ・ドンウォン賞」を受賞。同年オフに阪神へ加入したが、日本では先発投手としての地位を確立することができず、リリーフに配置転換。在籍2シーズンで63試合に登板し、4勝6敗23ホールド、防御率3.96の成績だった。
それでも、現地メディア『スポーツ朝鮮』によると、「KBOリーグ最高レベルの球位とコマンドを備えている」と元所属の斗山関係者は評価。今季終了後に阪神から自由契約となり、3シーズンぶりに斗山へ復帰することになった。
斗山は、かつてロッテ、巨人などで活躍した李承燁(イ・スンヨプ)氏がこの秋に新監督に就任。復活を期すアルカンタラは、来季も日本球界と縁ある指揮官のもと腕を振ることになるようだ。