指揮官は慎重な姿勢
来年3月のWBCに出場する侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が10日、さいたま市内で開催された『NIPPON EXPRESS×侍ジャパン』野球教室に特別講師として参加した。
栗山監督はイベント後の取材に応じ、ポスティングでオリックスからレッドソックスへ移籍する吉田正尚選手(29)と、海外FAでソフトバンクからメジャー移籍を目指している千賀滉大投手(29)を代表招集する可能性について言及した。
栗山監督は、あくまで“選手個人の夢が第一”というスタンスで、「その中で可能性があるのかないのかは、こっちじゃなくて選手だったり相手のチームの事情だったりするので。そこはまだ全然これから」とコメント。
続けて、「こっちの都合で個人の夢を邪魔したり壊してしまうのは絶対にダメなので。それは本人にも伝えてあるし。そこは大切に。選手のためになるのかならないかという判断基準というのは、ファイターズ時代からいまも変わっていない」と話した。
吉田と千賀は、昨年の東京オリンピックでも日本代表の金メダル獲得に貢献した実力者。ともにWBC参戦となれば頼もしいことは間違いないが、指揮官は代表招集に慎重な構えを示した。