「大きな目標を持ち勝利に貢献できるよう頑張ります」
日本ハムは22日、今季限りで中日を退団したアリエル・マルティネス選手(26)と2023年シーズンの契約に合意したことを発表。背番号は今季まで杉谷拳士が背負っていた「2」に決まった。
マルティネスは「ファイターズの一員になることができ、満足しているとともに感激しています。新しいチームメートとスタッフに会うのがとても楽しみです。大きな目標を持ちチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と球団を通じコメントを寄せた。
キューバ出身のマルティネスは、18年に育成契約で中日に入団。3年目の20年シーズン途中に支配下昇格すると、5年目の今季はキャリア最多の82試合に出場し、打率.276(254-70)、8本塁打、OPS.787をマークした。
入団当初は打力に定評がある捕手として期待を寄せられていたものの、今季は左翼と一塁、指名打者でしか出場しておらず、二軍も含め丸1年「捕手」での公式戦出場はなし。
来季以降も貴重なスラッガーとして中日の戦力構想に入っているかと思われたが、シーズン終了後に日本ハム移籍の可能性が報じられ、12月2日に公示された契約保留選手名簿から外れる形で自由契約に。新シーズンから本拠地を移転する日本ハムへの加入が正式に決定した。
マルティネスは26歳という年齢も魅力的だが、日本ハムは平均年齢26歳を下回る若いチーム。新天地では打線の軸としてチームを牽引する働きが期待される。稲葉篤紀GMは「以前から目を引く選手でした。広角に打ち分けながらもパワーを兼ね備えたバッティングは、今のファイターズにおいて主軸となる可能性が十分にあります」と話した。