来年に迫った「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」に向け『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール公認企画』である、ファンやクリエイターが試合の公式映像を使用し、二次創作や配信などスポーツコンテンツを自由に発信できるプロジェクト「OUR MOMENTS」の発足が決定。
アンバサダーに任命された里崎智也さんが今後のビジョンを語った。
登録者数570,000人を誇る人気YouTube「Satozaki Channel」でインフルエンサーとして活躍中の里崎さん。チャンネル立ち上げ当時から「そこそこイケるなという思いはありましたね。最初から自信はありました」と成功は織り込み済みとコメント。秘訣は「自分のやりたいことをやる、自分の言いたいことを言う。これですね。」とシンプルイズベストと断言した。
今回の「OUR MOMENTS」のアンバサダーに任命され、公式映像が使用できる新しい試みに「やっと時代がついてきたな」と第一声。「今までで言うと、僕のチャンネルでもすべてのプレーや事象を、すべて言葉一本で語らなければいけなかった。映像を使えるとなれば、より鮮明に、より細かく伝えることができますよね。これができないのをデメリットとは思わなかったが、やはりそこはYouTubeがテレビとかと違う部分ではあった」とYouTuberとしての難しさも吐露。
「でも、今回からはそれも可能になるということなので、そういった意味でやっと僕がやりたかったことに時代が追いついてきたなと。そういうことです!」と明るい未来へ視野が広がると喜んだ。
具体的には「今まで自分がやってきたことに映像を合わせていくというところですよね。やりたいことは一緒です。それがより鮮明になるという点で、やっと100%やりたいことができるなという感じです」と「OUR MOMENTS」との新バッテリーに期待。
「サッカーもW杯で盛り上がりましたし、他のスポーツもいろいろな世界大会がある中で、野球人として野球の魅力や楽しさを伝えていきたい。WBCという大会も久しぶりなのでね。コア層もライト層も関係なく、野球の楽しさを細かく伝えて行けたらいいなと思っています」とNo.1プロ野球OBYouTuberとして目を輝かせた。
2006年、第1回WBCで扇の要として日本を優勝に導いた里崎さん。「野球における世界最高峰の戦い。国と国とが争うビッグトーナメント」と本人が位置づけた大会に選出されたことに「レギュラーかどうかは分かりませんけど、前年に日本一にもなりましたし、選ばれるのは当然かなと思っていました」と平然。主戦捕手としてベストナインの栄冠も奪取し「それは嬉しいですよね。あとは楽しかったです。ロッテのメンバーが8人もいたので、環境的にもやりやすかったんですよね」と回想した。
世界屈指のスラッガーたちと対峙したが「僕はメジャーにまったく興味がなかったので、ほぼ誰も知らなかったんですよ。知っていたのはA・ロッド、ジーター、クレメンスくらい。なのでほとんどは“ただの野球選手”という感じ。怖さはなかったです」とキッパリ。メキシコに(ビニー)カスティーヤって選手がいたと思うんですけど、インコースをガンガン突いて抑えた。試合後に『お前あいつにインコースで勝負するのすごいな』と言われたんですけど、僕からしたらバットも全然振れていなかったので、普通に攻めたら打たれないだろうと思っていた。そうしたら『いや、あの選手メジャーで数百本ホームラン打ってるんだぞ』って!」と“メキシコの英雄”にも臆せず勝負。「全く知らないので、見たままの情報を素直に受け止めていた。先入観がなかったのも良かったかもしれませんね」と笑った。
来春に迫ったWBCに「久しぶりの開催になるので、また野球界が盛り上がるようにという点でビッグイベントだなと思っています」とし、自らの成功体験から「必要以上にメジャーの選手をリスペクトしすぎるなということですかね。同じ人間、プロ野球選手ですから。(マイク)トラウトが出てきたといっても8割打たないんですよ。よくて打率3割ですから。そこにビビっていては戦えない。メジャーリーガーに限らず、強い相手に見えても結局は同じ人間、プロ野球選手ということ。その人の背景とかを知りすぎてもマイナスしかないので、冷静に見ることですね」と後輩たちに金言を送った。
侍ジャパンの注目選手は「やっぱり大谷(翔平)選手ですよね。出場するということで投げるのか、打つのか、指名打者なのかとか。まずは日本ラウンドで、日本のファンの方も生で見られると思うので、そこが楽しみですね」とワクワク。監督目線では「まずは投げられるかどうかを聞かないといけませんよね。当人の判断なのか、球団の判断かは分かりませんが。打つことはできるでしょうが、投げるのがどのくらいのクオリティで、あとどこまで投げて良いのかを確認しないと進めないのかなと思っています」と思考を巡らせていた。
アメリカはMLBのスーパースターが参加を表明。前々回覇者のドミニカ共和国、野球王国・キューバ、永遠のライバル韓国など侮れない相手が目白押しだが「特に…日本が優勝するんですから。勝つところを見るだけです」と断言。「プロ野球選手が参戦する国際大会って、シドニー五輪からですよね。あの時はアマも混合でした。WBCもここ2大会は優勝できていませんが、すべてにおいてベスト4を逃したことはないんですよね。なので最低限行かないといけないのはベスト4かなと。そこから先はミスをした方が負けるので、そういった部分では圧倒的な力の差もないと思いますし、優勝できる可能性も十分にあると思っています」と冷静な“里崎アイ”で分析した。
ロッテでは伝説の下剋上を達成し、WBCでは世界を制した稀なる経験と、キャッチャーならではの鋭い視線でYouTubeで野球ファン唸らせている里崎さん。新相棒「OUR MOMENTS」を巧みにリードし、野球の楽しさを奥深く世間に浸透させていく。
文=萩原孝弘
アンバサダーに任命された里崎智也さんが今後のビジョンを語った。
OUR MOMENTS 特設・応募ページ
大会公式映像を使って動画配信したいYouTuber募集!
大会公式映像を使って動画配信したいYouTuber募集!
大人気「Satozaki Channel」に活用で最強バッテリー誕生!
登録者数570,000人を誇る人気YouTube「Satozaki Channel」でインフルエンサーとして活躍中の里崎さん。チャンネル立ち上げ当時から「そこそこイケるなという思いはありましたね。最初から自信はありました」と成功は織り込み済みとコメント。秘訣は「自分のやりたいことをやる、自分の言いたいことを言う。これですね。」とシンプルイズベストと断言した。
今回の「OUR MOMENTS」のアンバサダーに任命され、公式映像が使用できる新しい試みに「やっと時代がついてきたな」と第一声。「今までで言うと、僕のチャンネルでもすべてのプレーや事象を、すべて言葉一本で語らなければいけなかった。映像を使えるとなれば、より鮮明に、より細かく伝えることができますよね。これができないのをデメリットとは思わなかったが、やはりそこはYouTubeがテレビとかと違う部分ではあった」とYouTuberとしての難しさも吐露。
「でも、今回からはそれも可能になるということなので、そういった意味でやっと僕がやりたかったことに時代が追いついてきたなと。そういうことです!」と明るい未来へ視野が広がると喜んだ。
具体的には「今まで自分がやってきたことに映像を合わせていくというところですよね。やりたいことは一緒です。それがより鮮明になるという点で、やっと100%やりたいことができるなという感じです」と「OUR MOMENTS」との新バッテリーに期待。
「サッカーもW杯で盛り上がりましたし、他のスポーツもいろいろな世界大会がある中で、野球人として野球の魅力や楽しさを伝えていきたい。WBCという大会も久しぶりなのでね。コア層もライト層も関係なく、野球の楽しさを細かく伝えて行けたらいいなと思っています」とNo.1プロ野球OBYouTuberとして目を輝かせた。
WBCへ「日本が勝つところを見るだけ」
2006年、第1回WBCで扇の要として日本を優勝に導いた里崎さん。「野球における世界最高峰の戦い。国と国とが争うビッグトーナメント」と本人が位置づけた大会に選出されたことに「レギュラーかどうかは分かりませんけど、前年に日本一にもなりましたし、選ばれるのは当然かなと思っていました」と平然。主戦捕手としてベストナインの栄冠も奪取し「それは嬉しいですよね。あとは楽しかったです。ロッテのメンバーが8人もいたので、環境的にもやりやすかったんですよね」と回想した。
世界屈指のスラッガーたちと対峙したが「僕はメジャーにまったく興味がなかったので、ほぼ誰も知らなかったんですよ。知っていたのはA・ロッド、ジーター、クレメンスくらい。なのでほとんどは“ただの野球選手”という感じ。怖さはなかったです」とキッパリ。メキシコに(ビニー)カスティーヤって選手がいたと思うんですけど、インコースをガンガン突いて抑えた。試合後に『お前あいつにインコースで勝負するのすごいな』と言われたんですけど、僕からしたらバットも全然振れていなかったので、普通に攻めたら打たれないだろうと思っていた。そうしたら『いや、あの選手メジャーで数百本ホームラン打ってるんだぞ』って!」と“メキシコの英雄”にも臆せず勝負。「全く知らないので、見たままの情報を素直に受け止めていた。先入観がなかったのも良かったかもしれませんね」と笑った。
来春に迫ったWBCに「久しぶりの開催になるので、また野球界が盛り上がるようにという点でビッグイベントだなと思っています」とし、自らの成功体験から「必要以上にメジャーの選手をリスペクトしすぎるなということですかね。同じ人間、プロ野球選手ですから。(マイク)トラウトが出てきたといっても8割打たないんですよ。よくて打率3割ですから。そこにビビっていては戦えない。メジャーリーガーに限らず、強い相手に見えても結局は同じ人間、プロ野球選手ということ。その人の背景とかを知りすぎてもマイナスしかないので、冷静に見ることですね」と後輩たちに金言を送った。
侍ジャパンの注目選手は「やっぱり大谷(翔平)選手ですよね。出場するということで投げるのか、打つのか、指名打者なのかとか。まずは日本ラウンドで、日本のファンの方も生で見られると思うので、そこが楽しみですね」とワクワク。監督目線では「まずは投げられるかどうかを聞かないといけませんよね。当人の判断なのか、球団の判断かは分かりませんが。打つことはできるでしょうが、投げるのがどのくらいのクオリティで、あとどこまで投げて良いのかを確認しないと進めないのかなと思っています」と思考を巡らせていた。
アメリカはMLBのスーパースターが参加を表明。前々回覇者のドミニカ共和国、野球王国・キューバ、永遠のライバル韓国など侮れない相手が目白押しだが「特に…日本が優勝するんですから。勝つところを見るだけです」と断言。「プロ野球選手が参戦する国際大会って、シドニー五輪からですよね。あの時はアマも混合でした。WBCもここ2大会は優勝できていませんが、すべてにおいてベスト4を逃したことはないんですよね。なので最低限行かないといけないのはベスト4かなと。そこから先はミスをした方が負けるので、そういった部分では圧倒的な力の差もないと思いますし、優勝できる可能性も十分にあると思っています」と冷静な“里崎アイ”で分析した。
ロッテでは伝説の下剋上を達成し、WBCでは世界を制した稀なる経験と、キャッチャーならではの鋭い視線でYouTubeで野球ファン唸らせている里崎さん。新相棒「OUR MOMENTS」を巧みにリードし、野球の楽しさを奥深く世間に浸透させていく。
文=萩原孝弘