最優秀中継ぎのタイトルを獲得した育成出身右腕
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、パ・リーグ新人王に輝いた西武・水上由伸投手に言及した。
育成出身でプロ2年目の水上は、今季60試合に登板し防御率1.77、35ホールドポイントをマーク。最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなど、大躍進のシーズンとなった。
水上について、谷繁元信氏は「そんなに角度はないんですけど、ボールのキレ、バッターに向かっていくフォーム、これが素晴らしいピッチャーですよね」と評し、達川光男氏は「先頭打者への初球のストライク率がめちゃくちゃ高いんですよね。四球を出すような投手でもないので、首脳陣も安心して見ていられる安定感がある」と話した。
捕手出身の球界OBたちに続き、現役時代に投手として活躍した元日本ハムの岩本勉氏は、水上が育成出身であることを踏まえ「ハングリー精神がそのまま投球にも表れていると思う。全てのボールで仕留めにいっている。そういう“仕留める”という気持ちが、彼をあれだけマウンド上で躍動させていると思う」と述べていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』