日本シリーズでは主軸として存在感を放つ
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球界を振り返り、今シーズン不振に喘いだオリックス・杉本裕太郎に言及した。
昨季は打率.301、32本塁打を放ちホームラン王のタイトルを獲得した杉本だったが、今季は低迷し打率.235、15本塁打。シーズン中に不振による登録抹消も味わうなど、満足のいくシーズンではなかった。
谷繁元信氏は杉本について、「去年ホームラン王をとって、今年は相手からの攻めが変わったと思うんですよね。そのなかで自分もプレッシャーを感じながらやって、なかなかうまくいかない1年だった」と振り返った。
だが、日本シリーズでは6安打、3打点と勝負強い打撃で日本一に貢献し、シリーズMVPにも選出された。
笘篠賢治氏は「日本シリーズでも最初にインサイドを中村捕手(ヤクルト)に突かれながら苦しいスタートだったんですけどね。それでも最後に開き直り、その日その日の結果を引きずらないような野球をしているように見えました。そういうところは来シーズンにも生かしてほしいですね」と期待を寄せた。
また、高木豊氏は「中嶋監督がずっと信頼していましたよね。調子が悪くて応えられなくても、最後まで信じきっていたのかなと。その使い方が日本シリーズ(の結果)に出たと思います。監督と杉本の信頼関係は確立されているなと感じましたし、その期待に最後に応えたと思います」と話した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』