阿波野氏「今日は勝てるぞというブルペンを」
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した巨人の阿波野秀幸コーチが、巨人投手陣の展望を語った。
昨季1年間ローテーションを守ったのは戸郷翔征のみで、制球力の向上を目指した投手陣はチーム防御率も与四球もリーグ最悪だった。「勝利と育成の両立」を掲げ、若手の山﨑伊織ら8人がプロ初勝利を掴むなど、明るい材料はいくつかあったが、課題が如実に表れたシーズンとなった。
先発陣に関して、阿波野氏は「去年二桁(勝利を)挙げた菅野、戸郷が規定投球回数を投げて、今シーズンもこの2人に頼る部分は大きい。それ以外でも将来を期待させる投手が出てきたので、このピッチャーたちがどれくらい戦力になってくれるかが鍵。(堀田賢慎、赤星優志、山﨑伊のうち)最低2人くらいは。特に5勝をあげた山﨑は先発で20ゲーム投げているので、この経験は大きい」と若手投手陣の台頭が不可欠だと話した。
同じく課題である中継ぎ陣に関しては、「今日は勝てるぞというブルペンを作らないといけない。左だと高梨とか安定感あるピッチャーへの期待は大きいですけど、ここに加わっていくピッチャーが大勢に繋ぐまでに4人くらいは顔ぶれが欲しい。(新外国人の)ロペスはメジャー経験があるファイターのようなピッチャーですので期待している」と新戦力を含めてブルペン陣の構築に意欲を示した。
また、今季に向けて阿波野氏は「投手王国と言葉で言うのは簡単ですけど、それに近いものを作りたい。自分もその力になりたい」と巨人投手陣の再建へ強く意気込んだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』