「チャンピオンシップ奪回を」
大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのオーナーであるアルテ・モレノ氏が23日(日本時間24日)、昨年8月から取り掛かっていた球団売却の調査を中止し、2023年シーズン以降も球団を所有することを発表した。
球団を通じて声明を出したモレノ氏は「(球団売却を模索する)この過程で、私たちにはやり残したことがあり、チームの将来とファンの経験に良い影響を与えることができると感じていることが明らかになりました」と、一連の調査を進めるなかで球団売却を撤回するに至ったと説明。
続けて、「このオフシーズン、私たちのチーム総年俸は球団史上最高額となっており、ワールドシリーズチャンピオンシップを奪回するという目標を達成したいと考えています。私たちはエンゼルスの次章を楽しみにしています」と述べた。
この発表を受け、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は歓迎の声明を出したが、新体制でのチーム再建を望んでいたファンからは嘆きの声が多数寄せられており、今季終了後にFAとなる大谷の去就についても、エンゼルスを退団する可能性が高くなったとの見方が強くなっている。
モレノ氏はエンゼルスがワールドシリーズを制した2002年シーズンの翌2003年からオーナーに就任。チームは以後6度の地区優勝こそあるものの、ワールドシリーズ進出なし。ここ8シーズン連続でプレーオフ進出を逃している。