谷繁氏「毎年毎年すごく成長している」
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の谷繁元信氏が、WBC日本代表にも選出されたヤクルトの中村悠平捕手に言及した。
昨季の中村は、下半身のコンディション不良で開幕二軍スタート。7月には新型コロナウイルスに感染するなどフルシーズンの活躍とはならなかった。
それでも、高卒2年目の内山壮真選手も台頭してきた中、捕手ではチーム最多の86試合に出場し打率.263、5本塁打、28打点。守備率10割、両リーグ最高の盗塁阻止率.364で、2年連続3度目のゴールデングラブ賞を受賞した。
3月のWBC日本代表メンバーにも選出され、主要国際大会では2015年の『プレミア12』以来、8年ぶりに日の丸を背負う。
谷繁氏は「2年連続優勝も経験しましたし、毎年毎年すごく成長しているなというキャッチャー。ゲームを組み立てていく力がすごく付いた」と中村を評した。
また、中村のWBC出場について、2006年のWBC第1回大会に日本代表の一員として参加した谷繁氏は「WBCで良い経験をしていければ、チームとしても中村にとっても良いこと。ただ、調整方法で言うと、実戦でちゃんと出れるならあまり心配はないですけど、ちょっとでも実戦が少ないと、開幕に向けて不安は残る」と出場機会数によっては、シーズンに向けての調整が難しくなると懸念を示した。
今回の侍ジャパンは甲斐拓也選手(ソフトバンク)、大城卓三選手(巨人)、中村の捕手3人体制。WBC本大会では“正捕手”を決めるのかどうかも含め、栗山英樹監督の起用法に注目が集まりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』