「あとは経験」
1月30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の谷繁元信氏が、今季から捕手に専念する広島の坂倉将吾選手に言及した。
坂倉は昨季チームで唯一全試合に出場し、打率.288、16本塁打、68打点をマーク。2年連続での打率3割達成とはならなかったものの、1年間打線の軸として牽引した。
だが、先発出場時の守備位置は三塁手が最多の119試合で、本職である捕手での出場は18試合にとどまった。今季は新井貴浩新監督の下、再び捕手に専念してシーズンを戦い抜く。
谷繫氏は坂倉の捕手専念について、「本人が一番喜んでいると思う。数年前に本人から聞いた時、『絶対キャッチャーをやりたい、ずっとその思いだけは忘れないようにしたいです』と言っていた。今年やっと叶うシーズンになるので喜んでいると思う」と述べた。
続けて「(坂倉は)体も強いですし、肩もそこそこありますから。キャッチングも下手ではない。あとはキャッチャーとしての経験を積んでいく。今まで経験は多少あるんですけど、1年間という経験はないので」と経験値の蓄積が必要だと強調。
その上で「昨年までだったらファーストとか色んなところ守っていましたよね。その視点ってキャッチャーだとないわけじゃないですか。それを生かせるようになってくると面白くなる。キャッチャーで見る景色と向こうからバッターを見る景色は違うところがあるので、それをプラスにしてほしい」と、他ポジションでの経験も捕手でのパフォーマンスにつながると説明した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』