ニュース 2023.02.26. 09:51

今季こそ一軍で活躍を!ロッテ・横山陸人「一軍で40試合、50試合投げられるような投手になりたい」

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ロッテの横山陸人(撮影=岩下雄太)

対外試合5試合に登板


 「周りを見るというよりかは、今は自分で手いっぱいなところがある。周りとかは気にせず、自分は自分という感じで、とにかく試合で投げられるようにしていこうかなと思います」。

 石垣島春季キャンプの取材で、このように話していたロッテの高卒4年目・横山陸人は、ここまで対外試合5試合・5イニングを投げて2失点、19日のヤクルトとの練習試合で2点を失ったが、その他の4試合は無失点に抑えている。

 23日の日本ハムとの練習試合では5-1の9回にマウンドに上がり、簡単に2アウトを奪うと最後は江越大賀を152キロのストレートで見逃し三振に仕留めた。25日の西武との練習試合は6-6の9回に登板し、死球で出塁を許したが、1イニングをわずか8球、無失点に抑えた。

今季こそ一軍で活躍を!


 昨季は一軍定着が期待された中で、一軍の登板はわずかに1試合にとどまり、ファームでも35試合に登板して防御率4.05。4月終了時点ではファームで11試合・12イニングを投げて防御率0.75だったが、5月以降は5月(9.00)、6月(6.48)、7月(2.84)、8月(0.00)、9月(7.11)と好不調の波が大きかった。

 今オフは今季に向けて「変化球は自分の中で課題だと思っていたのでそういうところの強化と、1年間投げ抜く体力というのは全然足りなかったと思っていたので、体力強化を意識して自主トレには取り組んできました」と、変化球、1年間を投げ抜く体力強化に励んできた。

 今季でプロ4年目。「最低でも一軍で40試合、50試合投げられるようなピッチャーになりたい」と意気込む。その目標を達成するために必要なことについて横山は「変化球の精度だったり、1年間投げ抜く体力が必要になってくると思うので、自分でしっかりコンディショニングチェックとかしながら、怪我なくやれればと思います」と教えてくれた。

 ロッテのリリーフ陣は益田直也、澤村拓一、東條大樹、小野郁といった実績のある投手に加え、唐川侑己、国吉佑樹、佐々木千隼、東妻勇輔といった過去に一軍で活躍し、復活を目指す投手たちもいる。さらに2月の対外試合では坂本光士郎、小沼健太らも結果を残しており、開幕一軍を目指すリリーフの競争は熾烈になっていきそうだ。その競争に勝ち抜くため、練習試合、オープン戦で結果を残していくことが重要だ。そして、開幕一軍、一軍定着、その先に目標とする40試合が見えてくる。目の前の登板で“ゼロ”に抑え、今季こそ一軍で居場所を掴みたい。

取材・文=岩下雄太

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