ロッテ・安田尚憲(球団提供)

◆ 練習試合の打率.400

 ロッテが1974年以来勝率1位でのリーグ優勝を目指すためにも、練習試合で5本塁打を放つ山口航輝とともに、安田尚憲の一発、そしてポイントゲッターとして打点を稼ぎ、“真のレギュラー”になることがポイントになってくる。

 練習試合では12日の楽天モンキーズ戦で『8番』で出場した以外は、全て『4番・三塁』で先発出場。18日の楽天との練習試合から現在7試合連続安打中で、25日と26日の西武戦はいずれもマルチ安打をマークした。ここまで対外試合12試合に出場して、打率.400(35-14)、1本塁打、4打点と好調だ。

◆ シーズン後半に復調

 安田は昨季前半戦を終えた時点で打率.247、2本塁打、15打点と物足りなさが残ったが、オールスター明けは打率.283、7本塁打、32打点と井上晴哉、山口とともに打線を引っ張った。

 8月の前半頃までは足でタイミングを取っていたが、同月19日の楽天戦あたりからタイミングの取り方を変更し、それまでよりも長打が増えた印象だ。同月27日の楽天戦で田中将大が投じた初球のストレートをライトスタンド中段に本塁打、同月28日の楽天戦では早川隆久のストレートを打った瞬間にそれとわかるライトスタンド上段に飛び込む本塁打、9月18日の日本ハム戦では4-4の9回に石川直也のフォークをマリーンズファンが待つライトスタンドに放り込む決勝の3ランを放った。

 石垣島春季キャンプ中の取材で安田はタイミングの取り方について「それまでは足でリズムを取っていたんですけど、途中から手を主導でタイミングを取るようにしてから良くなったと思います」と、タイミングの取り方を変えてから好感触を掴んだ。

 シーズン終了後にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、ライトスタンドに引っ張った力強い当たりを何本も放り込んでいた。「去年シーズン中、強く引っ張れたというのが良かった要因でもあるので、練習で良いポイントでということを意識しながら」打っていたとのことだが、「ライトだけだとスイングも狂ってしまうところもあるので、その辺は注意しながらやっていきたいと思います」と話した。

 シーズンオフは「アプローチとしては変わらず、去年良かったところを伸ばしていこうという感じでやってきました」とバットを振った。

 今季は昨季後半に見せた長打力という部分で大きな期待がかかる。安田は「20本以上打てるに越したことはないですし、去年の9本じゃ物足りない。倍以上打てるように頑張りたい」と意気込む。一軍に定着した20年以降、安田が本塁打を打った試合チームは18勝2敗2分。チームを勝利に導く一発、チャンスで打点を多く稼ぐ働きをシーズン通して見せてほしい。

取材・文=岩下雄太

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