サインボールを投げ込む侍ジャパンの甲斐拓也(左)

◆ ダルビッシュ、大谷についてもコメント

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を控える野球日本代表「侍ジャパン」の甲斐卓也選手(ソフトバンク)が宮崎合宿最終日となった27日、『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎』ソフトバンク戦の2試合を振り返り、投手陣について言及した。

 ソフトバンクとの強化試合ではダルビッシュ有(MLBパドレス)を除く13投手が全員登板。佐々木朗希(ロッテ)らとバッテリーを組んだ甲斐は、「みんな良いですよ。しっかり調整してきていると思いますし、3月に100%合わせていかないといけないなかで、そういった意識はボールに伝わってくるので、みんな良かったと思います」とコメント。

 投手陣の大黒柱でもあるダルビッシュの存在については、「チームにとっても物凄く存在が大きい方ですし、影響力がすごい方なので。僕もお話をさせてもらって、たくさん勉強になりますし、まだまだ僕も色々なことを身につけなければいけないと感じたので、そういったところはこれからやっていけたらと思います」と話した。

 また、名古屋遠征からチームに合流する見込みの大谷翔平選手(MLBエンゼルス)については、「あのようなスーパープレーヤーと野球ができるのは、選手として嬉しいです。ただ、楽しむだけではダメなところもあるので、僕自身がやるべき事をしっかりやりたい」と語った。

 本選に向けても「しっかり準備をして、世界一に向かっていきたい」と語る甲斐は、2年前の東京五輪でも正捕手として活躍をみせた。国際大会での経験も豊富なだけに、その存在は頼もしいばかりだ。

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